第2話
目が覚めると昼前のような感じ。
焚火は消えているが体感で2時間位寝てたんだろう、体はスッキリしている。
戦術先生の声が聞こえる
「私と会話してその言葉数が多いとお前の魔力では気絶する」
俺はステータスをすぐに見た、魔力が2割くらい減っていた。ただし目覚めた時にどこまで回復していたのか確認していないからさっきのお言葉でどれだけ魔力を消費したかは分からん、
全回復してたとしたらあの文字数で2割、・・・数ターンやり取りしたら逝ける。これからは慎重に先生と会話しようと決めた。
決めたんだが色々とゆうか分からないことだらけだ。
仕方がないので先生がイエスかノーで答えれる質問を考える事にした。
自分で調べれる事は自分でやろう・・・とりまステ確認からだな。
俊彦 付与術師
固有スキル アイテムボックス、言語翻訳
体力 15
魔力 10000/8200
さっきは8000だったと思う。1分足らずで200回復したんだろうか?
先生には聞かずに腹時計で2分程度たったところでもう一回ステを見た。
10000/8800になっていた。時計があるわけじゃないから確定ではないがざっと1分で200か総量の50分の一程度回復するっぽい。今度魔力に余裕がるときにでも先生に聞こう。とりま10分くらい休んでみて全回復してたら大体そうなのだろう。
体感そのくらいで全回復した。先生は正確に魔力残量が分かるらしいので半分を切ったら緊急事態以外はしゃべらないようにお願いした。
少しは自分のことが分かってきたのだけど飯と寝床をどうするか考える。
とりあえずは水の確保、焚火をしていたのは河原なので水はいっぱいあるけど沸かすかなにかしないといけない。鍋もやかんもないのでどうすっかなあ・・
先生ではなく女神様の声が聞こえた。
「すぐにこちらに戻られても困るからそこで生きる為に最低限の能力もつけておくね
」と聞こえたのでさっそくステータスを見てみた。
固有スキルの下に生活魔法EXとなっていた。んー・・・EXっておそらくエクストラよなあ、生活魔法はおそらくだけど簡単な火や水魔法だろう、・・分からない、とりあえず放置しといて生き残る事を先にしなきゃいけないので水と食料確保に頭を切り替えた。
まずは鍋が欲しいので粘土っぽい土を鍋の形に捏ねた。土鍋のイメージで魔力を注いでみるとまあ不思議、土鍋が出来た。石と粘土を積み上げてカマドをイメージしてみると出来た。
さっそく川の水を沸かして放置しておく、蓋もあるのでゴミは入らないだろう。
河原を離れて森に入った、木の実とか食える草でもあればいいんだが・・そう思っていると戦術先生の声が聞こえてきた。鑑定と探索を混ぜて使え、・・・んー・・短くとお願いしたがいまいちわからん。とりあえず探索を使ってみるが反応なし、そのままで鑑定を使うがなにも反応ない・・・仕方がないので先生にお願いした
「死なないぎりぎりまで魔力を使っていいので教えてください!」すぐに返事が来た、順番ではなく同時に使え!それと同時に自分の食料と言い聞かせろ、と・・・
言い聞かすってのはよくわからんが同時にやってみた、すると目の前にマップが現れど真ん中に青〇その右上に赤〇が浮かんだ。青はどうやら俺っぽい、赤〇の所に来てみると何もない。真上を見るとなにかが実っていた、鑑定してみるとどうやらこの世界の果実らしい。そばに落ちていた枝を手にジャンプして実の根本をぶったたいた、・・・・枝が折れただけだった、もう一本ひろって今度は硬度強化を枝に付与してぶったたいてみた。枝は折れたけど実は落ちてきた、30センチはある硬い実がドスンと音とともに地面に少しめりこんだ。持ち上げてみると5キロ位あった、あぶねえ、頭に落ちてたらえらいことになっただろう、そんなことを思いながら焚火の所へ実を抱えて戻った。
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