544日目~547日目

544日目【45:毒霧沼】


 さてと、とうとうエンディングを目指す日がやってまいりましたよっと。

(実はリアル時間では2カ月くらい放置していた、ごめんよぉ、テオ君)

 朝起きての処理は特になかったかな(ルールブックぺらぺらー)うん、ないね移動タイミングで移動する場所の宣言だな、勿論目指すは“導きの港”ハーヴェス王国だ!

 航海チャレンジ振っていくぞい、難易度は静かの海の「1」大陸航路はなんと「15」! そしてハーヴェス自体は「2」なので「18」になる、これを我らの総舵手カルルスさんのおかげで-2されて「16」だな、ここに2dを振る訳だ何も起きないもあるけれど、最悪は再びのクラーケンも出てくるわけだ、出た目は「5」結果は!


21:「2.嵐」+「6.大海魔」


「嵐に紛れて見たくない奴が一緒なんだけどぉ!? ありえないサァ!?」

「うろたえるな、俺達はこれくらいの脅威、いくらでも退けただろ、俺はクラーケンを抑える、フィト! 船の指揮は任せるぞ!」

「アイアイ、キャプテン! 帆を急いで畳むんだ転覆するぞ! ぼさっとするな!」

「総舵手の腕の見せどころか……へまは出来ねぇな」

「ああ~、ぼかぁ、もうおしまいサァ、海の藻屑サァ」

「ローグさん、我らが船長はいくらでも不可能を可能にして来たでしょう!」

「ぐふっ……このクラーケン強いな、今回はヤバいかもな」

「キャプテン殿! っく、小炎天、参るッ! ぐわっ」

「ローグ様ッ!」

「あああああああ! わかったサァ、やればいいんだろ、やればサァ! どんな荒波だって、越えて魅せるさあ、この歌と共に! 響けェ! 嵐がなんぼのモンさぁ!」

「ふぅ~! キャップもローグちゃんもあっついねぇ! 頑張れー!」


 船内はてんやわんやの大騒ぎ、それぞれ処理をしていく事にしましょうか、ジジントシカまだあったかな……俺、今まで勘違いしてたんだな、1人プレイのチャレンジは2回出来るんだけど、その振り分けは別に1人が1回ずつでなくてもよかったんだな一人で2つやってもいいんだって、今更の発見であった。なら嵐の方はローグで対応をするとしよう、ジジントシカ1つ使用して疲労を24時間の間受けなくなる、効果の間回復が出来なくなるが、ハーヴェスに着くころには抜けるよ。

 船体補修(レンジャー+器用度B)と現在位置予測(地図作成判定)を行う、ころころーっと、どちらも成功だなこれで経験点を獲得と、さぁお次はクラーケンの対処をテオが行う、テオも残り1つ最後のジジントシカを呑んで疲労をしなくなる効果を受ける、判定は加護を願う(フェアリーテイマーorプリースト技能+知力)と叩きつける触腕(回避力判定)だな、メインにして来た二つの技能の技量が今試される! てい!

 無事に成功、ありがとう妖精達! 後は日数経過だな、速いッ! 3日で到着してしまうんかい!? これに関しては出目が好過ぎると言わざるを得ない(2d日で1.2を引けました)、まあハーヴェスに着く前に一悶着があるんですがね。


547日目【アルフレイム大陸・近海】


大陸航路の敵


「さてと、そろそろかな、大型帆船にしては随分とお早い航海だった」

「お前が嵐の波に乗って先へ行くぞとか無茶を言ったおかげサァ、ははっ」

「よせやい、照れるぜ」

「ローグちゃん褒めてないよ、まぁ、ある意味あれで一気に進めたもんね」

「うちのキャプテンは“不死鳥”どころか“不死竜”だな、こりゃ」

「あのー、そう暢気もしてられないみたいですよ、船長」

「キャプテン殿、前方に海賊船を発見……蛮族です」

「わぁーお、最後までぬるりとサスペンダーだね!」

「それを言うのでしたら、スリルとサスペンスではないでしょうか?」

「ほーんとかよ、よし、迎撃準備だ、大陸上陸前の最後の戦いだ!」


 という訳で最後の戦いになります、蛮族の海賊船は戦太鼓を盛大に鳴り響かせて、船へと接舷、敵はプレイヤー人数によって変化するみたいだな、敵は……


「ふぅん、見るからに下品そうな人族と小童か、大型帆船ゆえ、それなりの強敵でも乗船してると思ったが、拍子抜けだな、冒険ごっこなら港の見える所でするべきではないかねぇ、君達」

「御託をどうも、ドレイクさんよぉ、ただの小童と思っちゃ心外だぜ」

「っふ、どうだっていいのだ、所詮貴様らはこの男爵バロンの手によって海の藻屑と化すのだからな!」


 敵はドレイクバロン、蛮族の支配階級が最期の相手か不足はないな、ただ同レベルの9なんだよな、竜形態は違うけど、それじゃアクティブにテオを置いて、変身する前に速攻で仕留めるか、変身後の方が戦利品アイテムが効果になるが、悠長に待ってやる必要はないさ、先手必勝!


勝利!


「悪いな、もう切った」

「なんだと? ぐぶっ、い、いつのまに」

「文字通り、御託を並べて頂いてる所をさ、もったいぶるな、お前の前に立ってるのは、自ら名乗ってこそいないがな……人族の英雄だ」


 圧勝、ファストアクション発動から魔力撃入れた二回攻撃と普通の二回攻撃で都合四回攻撃であっさり瞬殺、いっそ最初から竜化させてもよかったかもしれんね。


「凄いなキャプテンは……ッ! アルーミナスさん、危ないッ」

「きゃぁ! ふぃ、フィト様」

「い、いってぇ、ヤベッ」

「“小炎天”参るっ!」

「リィンレインさん、ありがとうございます」

「お二人共船室にお逃げください、ここは私が」

「ぼ、僕だってやらなくちゃ、僕は……いや、我こそ緋の王の遺志を継ぎ、七王群島の夜明けをこの手でもたらす新たなる王、来い、蛮族! 貴様らなんて、微塵も怖くないぞ!」

「ぎゃぎゃぎゃ、ぐげぐげ!」

「ぎぎぎー、ぎゃぎゃー!」

「ひ、退いていく、か、勝ったのか」

「指揮官を失ったからな、100の蛮族も統率者が無ければ、ただの烏合の衆さ、それはそれとしていい啖呵だったな、さて、カルルス! わかっているな!」

「おおう、逃がしはしねぇぜ! 野郎共、船を全速前進だ、次は俺達が攻めるぞ!」

『おおー!!!』


 という訳で蛮族の海賊船を逆に襲撃し返して、奪っていた財貨やらを回収、戦利品チェックのお時間だ、まずはドレイクバロンの戦利品は自動の剣のかけら、ローグで引くけど、見事なピンゾロそれでも竜人の角(500G)を獲得と。後は蛮族の遺物は2d*2000Gか、ころころー残念、出目は5だから10000Gだな、そこに発掘Pが2d+3点だな、大盤振る舞いだな8点獲得と、それとプレイヤー3名以下の場合戦闘勝利後に剣のかけら10個貰えるか、いっそぶち込んでててもいい勝負出来たかもな。

 そして報酬の清算をしながらも船を進めた先に、それはあった。


「相棒! ――――見えたッ、陸だぁ! 帰って来たのサァ」

「そうか、ふぅ…………ようやくか」

「あれが……アルフレイム大陸なんだねキャプテン」

「そうだ……ようこそ緋の王を継ぎし七王群島の新たなる王、あれこそなれば俺の愛すべき“呪いと祝福の地”だ」

 

 以下次回!

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