471日目
471日目【56:雲出ずる渓谷】
2:おぞましい神殿
前回はタンノズをぶちのめし、浅瀬から神殿への侵入に成功した所だな。テオ一行が最初に辿り着いたのは。
1.神殿の前庭
「テオ! あの聖印!」
「ああ、なんだ? 俺は古代神の聖印くらいしか知らんぞ」
「ああ、駄目かぁ、あの円に八防錆の聖印はゾラス=バレスのものなのサァ」
「という事はあの大城壁の端末の情報通りだった訳か、よし、奥へ進むぞ」
ビンゴでした、神殿にはゾラス=バレスの聖印があり、ここが第二の剣“解放の剣”と呼ばれたイグニスに属する邪神ゾラス=バレスの神殿だったみたいだな。
周囲を調べるか扉を調べるかか、どうせどちらも調べるつもりだ、ダイスで決めてしまおうか、低めで扉、高めで周囲、低めなので扉だ。
2.神殿の大扉
「不用心だな、鍵はついてないみたいだ」
「キャプテン、それ罠が張ってあるとかじゃない?」
「ふむ、ローグ」
「あいよ、こういう時はいつもぼかぁに任せられる」
扉は施錠されてないが、毒噴射の罠が仕掛けられているのか、発見には探索判定が必要、レンジャーは出来ない、この条件は自然環境ではないからという理由かな? だとしたらグリーンベルトの効果で判定出来る様になるが、うーん、イージーに行くとしましょうか、グリーンベルト装着時、レンジャー以外の注釈を無視してレンジャーで判定してもよいとする。という訳で判定、ここは成功、後は解除判定はスカウトじゃないと駄目か、ここはテオに任せるとしようか。ローグからスカウト用ツールを借りて成功それじゃ侵入しようかな……えぇ。
「おい、これはどうなってるんだ?」
「完全に馬鹿にされたね」
「別の所探すサァ」
扉の先は壁! 神殿の中には入れませんでした、ダンジョンにこんな罠仕掛けてるゲーム見た事ある。じゃ、調べなかった周囲の方を調べて行こうか。
3.神殿の周囲を調べる
「テオ、こっちに扉があったのサァ」
「どうせ、罠とか言うオチだろう、ローグ」
「あいよー」
探索判定成功で隠し扉を発見できる! こっちだったか、でもこちらにも毒噴射の罠があると、上記でした判定をころころー、成功だけれど。
「またしても壁なのサァ」
「これ以上はどこを調べろと?」
「周囲を調べましたが、ここ以外にそれらしき扉は」
「それじゃー、もうここ調べるしか無くない、ほらほら、ローグちゃん頑張ってー」
「ローグちゃん!? いや、もういいや、それじゃ探るのサァ」
さて、この壁に探索判定をしてみると、更に隠し扉を発見する、二重に扉は仕掛けられていたと言う訳だな、これでようやく神殿内部への侵入が出来る。
4.ゾラス=バレスの拝殿
「ここが拝殿か? 邪神像を破壊すれば今まで通り邪神の力が弱まる筈か?」
「キャプテン、一番奥に神像があるよ、あれ? でも二つ?」
「確かゾラス=バレスは双子神と聞いた事があります、両方共神像かと」
「成程にございます、さて、あの魔法陣、つよい魔力を感じ取れます、キャプテン殿、おそらくはあれこそが」
「なんだというんだ?」
さて、ここには双子神の神像にそれと同時に騎士や神官を象った像、そして神像の背後の壁には聖印をかたどった魔法陣、血の様に禍々しい赤い輝きを放ってる。
前作のラストで見たような展開だぁ、見識判定もしくはプリースト技能+知力Bで何か判るみたいだな、テオもローグも信心は薄いのよね、ローグが見識と。案の定といった所か、この魔法陣か天候を操作してるみたいだな。それじゃ壊すか。
「それじゃさっさと壊すとするか、フィト同時に砕くぞ、いつもの剣を貸せ」
「すっかりハンマー扱いだよね、これ、まあ貰ったのは僕等だからどう使おうが僕等の勝手だよね! 壁事砕けばいけるかな?」
「ああ、シヴェライーゼ様、なんか、すみません」
「あいつら、日に日に思考回路が似通っていくサァ」
「馬鹿同士、似合いのコンビってな、いや、トリオか?」
「それ、さらっとぼかぁまで勘定に入ってる?」
「それじゃ、いくぞ」
「任せてください!」
「「いっせーのーせ! いっで―――――!」」
はい、この神像どうやら神の力で守られてる模様、まさか緋の王の剣でも砕けないとは、と言った所で神に対するは神の力、古代神の聖詞を唱える必要がある模様。
それも2つなので2つ必要、これは先に来てたら徒労だったな、2つと言わず5つの聖詞を持つ俺に死角はない。アステリアとティダンの聖詞を使用、この二人を同時に使うのシーン様に心痛を与えそうですね。
(ティダンとシーンは夫婦神、ただサプリの相関図ではアステリアはティダンに対し
秘めたる情熱とか振り向かせたいとなっており、2.0時代に遡ると誘惑までしてるというね、シーン様もそんなアステリアを警戒してたり、ただ、それはそれとして二人の娘にあたるフルシルの事はお気に入りなのよねアステリアさん、尊敬されてるし。愛した男の娘さんだからですかね、ちなみにティダンはアステリアに対し友人の他になぜか不安という感情も頑張れティダン、負けるなティダン)
はい余談終了、さて神像の加護を太陽神と妖精神の力で打ち破ったのも束の間、神像が動き出して襲い掛かって来る! ただプレイヤーが3人以下の場合片方のみだ。
いや、まぁそれでも戦闘は嫌なんだよなぁ!
戦闘
いつも通りにテオをアクティブに識別は先ほど出来ないと色々面倒だと思ったので今後省略する弱点値はテオでは暴けないな、敵はブロンズゴーレムか、こいつら銅像だったのか、次手番必中になる振りかぶるを習得できる強化アイテムを装備。
うわ、しかも邪神の蠢動ランクに応じてパワーアップか現在7点、すべての判定が+2のボーナスを受ける、実質レベル9がレベル11のステータスになったよ。
それじゃ先制判定振って、行こう2部位でコア部位が無いから厳しい戦いになるだろうな。幸いなのは先制値9だから容易に先制を奪取出来た事か、いざ尋常に!
勝利
「まったく刃が通らんな!」
「銅像相手に剣を振る方がおかしいと気づいてくれ、テオ!」
「全く持って問題ない! 俺はこの程度の硬さの敵、何度も相手して来た!」
「妖精の力を用いた魔力撃、凄まじい力にございますね、私も負けられない!」
という訳で、撃破、判定ボーナス+2されてもこっちには命中バフは沢山あるので割と苦戦せずに撃破に成功だ、それじゃいつもの戦利品、前回タンノズの戦利品判定忘れてたな、ここで一緒にやってしまおうか。
タンノズから出たのは危険な爪(570G)、ブロンズゴーレムからは自動入手の魔力を帯びた青銅(420G)にミスリル(2600G)*2と良い儲けになった。
「さてと、気を取り直して魔法陣の破壊だ、壁ごと砕くか」
「いやいやいや、待て待て待て、そんな乱暴にしなくても、魔法陣だろ、下手に力で解決したら魔力が暴走して大変な事になっちまうかもサァ」
「じゃあ、どうしろと?」
「あのー、先ほど加護を祓った様に古代神の聖詞を利用してみるのは」
「よし、採用だ、誰ぞ詠ってくれ」
「はいはーい、歌ならお任せー、ローグちゃんもほらほら、一緒に演奏しよ」
「えぇ~、ぼかぁ人に魅せる曲はそこまで得意じゃないんだけどサァ」
さて、ゴーレムを倒すと、このゴーレムは二度と出現しないのか、残念だ。魔法陣はいずれかの古代神の聖詞を唱えれば破壊可能とただし神像の加護を打ち祓う為に使用した聖詞は使用不可と、終盤にしか攻略出来ないようになってるのか、じゃあライフォス様の聖詞で破壊するとしましょっか。そうすると★3つを獲得して更に邪神の
蠢動ランクを-1すると、これで6まで減った、聖詞も集まってるから今後邪神に苦心する事は無くなりそうだ。「ゾラス=バレス神殿の魔法陣を破壊」した事を記録。
「さてと、これで天候もよくなってるんじゃないか? 神殿の外へ出るぞ」
「あいあいサァ」
「…………青空に浮かんでるあれは雲?」
「い、いえ、雲だとしたらゴツゴツしてる感じしますよ」
「ああ、魔力で浮いてる岩塊か何かだろう、邪神が黒雲に隠していたのか」
「冷静だなキャプテン、どっかで見た事でもあんのか?」
「似たようなものはな、さて、邪神が隠していたとなれば、今後邪神に対抗する武器と相場が決まってるが」
「神殿の中心の辺り、塔みたいなのがあるのサァ」
「あれ昇ったら、上までいけるんじゃない? キャップ!」
「よし、神殿へ戻り、あの塔への侵入方法を探るぞ!」
以下次回!
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