53~59日目

 53日目の自由行動タイミングから、キャラの体調を今日で回復させてから、早速共通クエストをこなしていくとしよう、まずはいつもの疲労回復薬をローグへ。


「まずい! もう一杯!」

「いや、一本飲めば回復するだろ、もう飲みたく無かったのでは?」

「癖になる味になって来たヨ、もう」


 と言った具合に青汁で回復した後、ここは拠点なのでランダムは無し、後は今日は睡眠を取って、MPとHPを全快にして、次の日を迎える事に。

 54日目の移動タイミング、さてどちらも同じ海域にあるな、それにおあつらえ向きに隣接している、腐敗の森なんて物騒な名前してるし後回しにするのはよく無さそうかな、全快のうちに魔域の攻略に入る事にするかな。諸々の難易度計算して、航海の難易度は5だな、よし出目がいい、順調な航海でノートラブル。日数は、高いな5日の経過で59日、う、邪神の蠢動は30日経過で発生、後にも先にも今日の終わりと共に上がるかもか。


【62:腐敗の森】


「うう、なんだこの臭いは、鼻が曲がりそうだ」

「木々も草花も腐ってるんだ、うう、なんて怨念めいた声サァ」

「グラスランナーは木々や虫の声を聞けたんだったな、まあ文句を言う暇も無さそうだぞ、すぐそこに魔域がある」


 と言う訳でエリアイベントの開始と同時に魔域の攻略が発生なんだけど、どうやらこの腐敗の森では、特殊な病気を誘発させる菌糸が蔓延してるみたいだ。病気知識判定でこの菌糸について詳しくわかるみたいなので、早速判定。

 時間経過タイミングにこのエリアにいると生命抵抗力判定をして失敗すると病気の完治まで回復しない確定ダメージを受けるのか、じゃあそれなら徹夜で隣のエリアに逃げ込めばいいじゃん。疲労点なら青汁でなんとでもなるしな、対策は布やマスクで口元を覆う、後は病気属性だから清浄の仮面があれば有効だな。

 それじゃ、気を取り直して、魔域の攻略だ! エリアイベント最中にダメージは厳しいな、ここはALvの疲労を受けるがこれは複数が受けれるみたいだから両方共これを選ぶ、発掘ポイント+1を得る、合計+2だな。そしてボス戦、久々の戦闘だ。

 まあいつものようにアクティブをローグに任せて、各種判定だ、あ、先制失敗。

敵はアガル、二回攻撃を使うがその後に隙が出来るそこがチャンスだな、後はローグの盾であるダウレスがどれだけ耐えるかだ、勝負!


勝利!


「テオ、ダウレスが足止めする、頼んだぞ!」

「その勇気に応える、うぉぉぉ! 魔神の大敵ヴァイスマン、参る!」


 ダウレスを強化して正解だったな、増えたHPもあり余裕で耐え、勇気の連携を使いテオの命中を上げる事で命中しやすく、テオ自身もキャッツアイやマッスルベアーととにかく戦闘に特化させてたからな、、戦利品は悪魔の鋭脚、マテリアルカードの赤Aに出来るのか、緑なら変えてたが、ここはそのまま売却する品にしよ。

 これで魔域は攻略今回倒したアガルのレベルの数のアビスシャードを獲得、これで拠点に帰れば報酬を獲得できるな。さてと、自由行動、一応森の奥に向かう事も出来るのだが、対策もへったくれも無い今進むべきでは無いだろう、ダウレスにいつもの水を与えて回復した後、ランダムイベントを振ろう。出目は3繰り上がって。温泉がまた出た、銘酒もってねぇ! まあ疲労が回復するだけ、良しとしよう。

 追加行動タイミングでは腐敗の森から撤退するべく、移動を行う、地続きの5-2へ移動する!


59日目【36:去りし神々の座】


「おう? 小僧共まだ生きておったのか?」

「勝手に殺すなご老公、俺の身体無事か? カビとか無いよな?」

「その言い方は酷いんじゃないサァ、ああ無事だ、僕も茸とか生えてない?」

「かっかっか、あの方向は腐敗の森か、よく生きておったな、そうじゃここにも温泉がある、ゆっくりつかるのもいいんじゃないか?」

「テオ! 船に海賊が来た! 手助けを頼む」


 と言った具合に自由行動タイミングの前に依頼の海賊討伐だローグをアクティブに配置して、戦闘開始、各種判定は成功。それじゃ戦闘


勝利


「テオ! ダウレス!」

「オマエラ、クシザシ! キョーノメシ!」

「されてたまるか、吹けよ、春の風」


 死屍累々である、テオが-2で気絶、咄嗟に出たダウレス&ローグもダウレスも-8で気絶、ぎりぎりバードの攻撃が出来る様になったローグが撃破、それぞれにローグがアウェイクポーションを使って気絶から回復、後はテオがいつもの水で治療しよ。


「し、死ぬかと思ったぁ、他は大事無いか?」

「いや、一番やばかったじゃん、なんでポーション一本でピンピンしてるの」

「冒険者だからな、後は妖精の力もあるし、ただマナはもう無いな」

「雪山に登る前に回復してからがいいかもな」



 回復にとうとう使えるMPが切れてしまいました。まあ気を取り直して自由行動だ温泉のランダムイベントだけど、ここには元から温泉があるんだけどな。何かの記念日で無料で入れたのでしょう、徹夜の分の疲労が回復出来た。

 それじゃ、青汁飲んで、……夜に登山とか死ににいくのかな、するけど。

ただ、時間はまだあるからテオになけなしの魔香草を使ってヒールウォーターを2回打てるようにしておいた、これが命綱とは心もとないな、はは。


1:雪深い山麓の村


「おい、そこの商人、雪山の登山道具を売ってるんだってな」

「ええ、まあ、はい、え、もしかして」

「ねぇ、今から昇るの?」

「ランタンがいけるだろ、行くぞ。ローグ、物を揃えろ」

「ほーんとかよ、おっちゃん、相棒はこういう奴なんで、物を」

「へ、へい、危なくなったらすぐ帰って来るんですよ、それとですな」


 さて、この村では登山道具を販売しているので、これを買い付けます。また商人はこの山にかつて神々が住んでいた宮殿は今は氷の竜王グレイシャル様がいらっしゃるとの事、噂は間違いじゃなさそうだな、ルワンのクエスト攻略には登山が必要そうだなこりゃ、ただまぁこの竜は温厚らしく無礼を働かない限りは平気そう。

 さて、諸々の装備は占めて2人分で1220Gだな、買える買える。それじゃ。


2:雪山を超えて


「う、うう寒いサァ」

「はは、コルガナを思い出すな、あの果物とっておくか、栽培しとけばよかった」

「文句言うより、登っていこう、その為に来たんだろ」

「そうだったな」


 と言う訳で登山開始、登山には雪山道具が必須、買って来たから大丈夫だな、つか1220Gって日本円だとおよそ12万円ほどか実際の登山の道具っていくらだ?

 まあいい、ルールは前の大城壁や廃墟都市の迷宮と一緒、ただ雪山用登山靴があるとイベントの出目が+1され、また防寒具や雪山用防寒具が無いとイベントの終了時疲労を4点受けるそうだ、これが防寒着だと2点に雪山用防寒具だと1まで軽減する、 

 最後に雪山で1日経過ごとに雪山用寝袋が無いと10点の疲労を被るそうだ。これ1日時間が経過するの待った方が良かったかな? まあ初めてしまった物は仕方ない、いくぜ、ダイスロール! 出目は2だけど登山靴で3に、氷壁、登攀判定目標値13に成功すると次のイベントの出目+2か、お、ザイルとハーケンそれに雪山用ピッケルがあれば、ボーナスがつくしかも合計するのか、それじゃ判定だ!


「ファイトぉ!」

「え、え?」

「ファイトぉ!」

「いや、えっと、ふぁいとぉー」

「気合が足りんぞ! ファイトぉ!」

「寒いのによく気合出るな、寒がりって嘘じゃない?」

「いや、カラ元気だ、寒い」


 と言った具合に登攀に成功、さらにダイスロール! うん、これよくみたら直前の振った出目は加算しないタイプかこれ、読み間違いが再び発覚、次から気をつける事にします、まあ、振った結果出目が3、登山靴とさっきのイベントの効果で6! 亡骸を発見、なむなむ、荷物からはALv*120Gが出て来た480Gだな、やったぜ。

 また次のイベントを決定する1dは+5か、そろそろゴール出来る? ダイスロールは出目は6,補正が乗って12、9以上になると。


「おお、ここが頂上か、ほらあれが宮殿じゃないか、ぼんやりとしか見えないが」

「ランタンつけてても、こうくらいとねぇ、入ろうぜ、風も強くなってきたサァ」


 と、言った感じに神々の宮殿へ足を踏み入れる事に成功だ初めての到達した際には★が1つ進呈されるぞ! そして。


去りし神々の宮殿


「おいおい、テオ、ぼかぁらは雪山にいたよな?」

「あ、ああ、しかしなんだこれは、吹雪を抜けた先に草原?」

「あの宮殿はうっすらさっきも見えてた目的の場所だよなぁ」


 さて、なんとも不思議な事に、雪山と吹雪を抜けたら、春の様に暖かな草原に来てしまったのである、ひとしきり驚いていると、巨大なドラゴンがどーん!


「このような夜更けに来訪者とはな、珍しいうえに久しいな」

「ひ、ひぇ、ど、ど、ど」

「落ち着けローグ、貴方様は氷竜グレイシャル様とお見受けいたす、私は傾奇者なぞと称するしがない冒険者テオフェラトゥス、こちらはローグ私の相棒です」


 氷のように澄んだ淡い青色の鱗を持つこのドラゴンこそ氷の竜の王グレイシャルとの事だ、周りには眷族までいて、囲まれており所謂縄張りに入ったと言う事だ。

 ただ、グレイシャルはテオ達を歓迎しており、心優しくこちらが攻撃をしかけない限りは、襲い掛かって来る事は無い、周囲のドラゴンも同様。

 それじゃ、会話を試みよう。


「話があるのです、できうるならば、どうかお聞き願えれば」

「ほう、であれば、私もあるのだ、小さき者たちよ」


 と言った具合に話をグレイシャルは始めてくれる、長いので箇条書きで。


グレイシャルの話


・この離宮には神々が集い以降の一時を過ごした、その中でもアステリア神はこの地を気に入って、長い間逗留して来た、その当時、女神の傍らにはべりし者たちの中には女神の祝福を得たものもいた。

・祝福を受けた末裔の中には、魔法文明時代に王国を築いた者もいた、その国の王女は緋の王の妃となったが、荒天地神ゾラス=バレスの謀略により、緋の王は〈くりの棺〉に封じられ、王国は滅んだ。

・また、別の末裔は群青の王と呼ばれ、群島に平穏をもたらしたが、やはりゾラス=バレスの奸計によって、不死の女王ツァイデスの誘惑を受け容れた。

・なんだってこんな話をしているのかは、この群島で邪神が暗躍しておりその力は年々高まりをみせているのだ。ゾラス=バレス、ツァイデス、海掠神エイリャークといった面々が主に暗躍している邪神だ。


「ふぅむ……些か間抜けな所がありそうな二人で不安だが、ここまで来るならば実力はあるのだろう、まぁ宿運と思う他無しか……」


 こんな事を言いながら話はまだ続く。(あ、間抜けの部分は今作のオリジナル部分)


・麓の村に、覇竜シヴェライーゼより預かった月白の王ウリムヤーラの末裔にして竜の巫女の血を受け継ぐ少女、アルーミナスが暮らしている。彼女をテオ達の度に伴わせて貰いたい、いずれ彼女が緋の王の末裔を導く時の為に。


「どうだ? 頼めるか?」

「相分かった、帰ったら早速迎え入れるとしよう」

「頼むぞ」


 と言う訳で、クエストが発生した。


氷竜王のクエスト)覇竜の養い子

 山麓の村のアルーミナスをテオ達の旅に同行させる事、そして、アルーミナスと「緋の王の末裔」が出会ったら、2人を連れて覇竜シヴェライーゼに会いに行く事。

 二人を「同行者」として【固定3:覇竜焔山】で覇竜シヴェライーゼに会えば、クエストは達成と、報酬は★3つ。


「ふむふむ、まだまだ旅は続きそうだ、委細承知した」

「それとだな、アルーミナスに伝えてもらいたい『汝の運命に流されるのではない。運命を選び取る為に、旅立つ時が来たのだ』とな」

「なぁテオ、すっごいヤバい感じするけど、本当にやるの? 邪神とか言ってたぜ」

「おそらく俺の感じていた気味悪い感触はそれだろうな、この体の魔神の力が邪神の動きを感じたのだろう」

「例の街の化け物じみた力か、うう、何だか話がどんどん大きくなっていくサァ」

「ふむ、何か聞きたいことがあれば、話してやれるが?」

「何を話せるのかがまず分からない」

「ふむ、そうだな……」


 1度の自由行動タイミングに1回だけ話が聞けるそうだ、と言う訳で色々と聞けるみたいだな、今の依頼に直結する情報はないな、いいや、聞かない。

 そんで「グレイシャルの伝言」を受けて、質問も終えると。


「しかし、ここまで来るのに随分と疲弊したみたいだな、寝てないのか?」

「よくご存じで、徹夜です」

「馬鹿ですよねぇ、コイツ」

「そんな馬鹿についてくる、阿保が隣にいるんですよ」

「なんだとぉ!」「やるかぁ!」

「二人纏めて間抜けだ……任せるの間違えたか? まあいい、背中に乗せてやる、麓まで少しは体を癒せるだろう」


 と言った具合にグレイシャルが麓まで届けてくれて「1:雪深い山麓の村」に帰還してもよいとの事、それじゃ早速、アルーミナスに会いに行こう。


宿命の少女


「失礼、ここにアルーミナスというグレイシャル様の息女があると聞いた」

「テオ! 声が大きいって、まだ夜が明けてないよ!」

「あのぉ、どちらもです、どうされました」

「おお、貴殿がグレイシャル様のご息女で、俺は傾奇者テオフェラトゥスだ」

「で、相棒のローグです、そのグレイシャル様から言伝をね」

「一緒に旅に行こう、俺達の船に乗れ!」

「え?」


 さて、このアルーミナスという少女なんだが、月白の王ウリムヤーラの末裔にして竜の巫女の血筋を継ぐものである、そんな彼女は覇竜シヴェライーゼの保護下の元に生誕し、その後グレイシャルに預けられ数年前前までは去りし神々の宮殿で育つ。

 しかし数年前に、グレイシャルの一存で村で暮らす様になる。


「『人は、人とともに生きるべきである。人とともに暮らし、人の流儀を知らなくてはならない』とグレイシャル様は仰いました」

「そうか、そのグレイシャル様だが……ローグ、伝言」

「丸投げェ、えっと『汝の運命に流されるのではない。運命を選び取る為に、旅立つ時が来たのだ』って言ってたよ」

「運命……グレイシャル様がそうおっしゃるのでしたら、解りました、貴方方と共に参らせて頂きます、私の運命を選びつかみ取るその日まで」

「ああ、よろしく、俺の事はキャプテンと呼ぶと良い!」

「きゃ、きゃぷてん?」

「ああ、船を貰ってからこんな感じなの、あ、ぼかぁ普通にローグで」


 と言う訳で、アルーミナスが仲間になった、カルルス同様に「同行者」になる。

リザーブバディを治療する能力があるみたいだな、ただPCだから騎獣は無理なのが少し残念だ、でも頼もしい仲間には違いないな。

 さてと、翌日と生きたいが、ランダムイベントが残ってる、波乱万丈だぜ。

よっしゃ出目6! 何も起きない、翌日60日目!


以下次回!

















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る