第10話 矢井田さん⑨

 あずさと一晩過ごし、朝に一度家帰ると別れ、学校でまた会った。介護と子どもの選択授業なので同じ授業はあまり無く、一緒の授業でも、友達と一緒の事が多く、一緒はお昼ご飯くらいだ。



『授業どう?』


「まあまあかな。子どもの選択て授業しかないからね。介護は実技とか多そうだね。」


『そうだね。今度また実技試させてよ。』



 と、あずさは顔が赤くなりながら話す。墓穴を掘ってしまったらしい。フォローしておこう。



「もちろんいいよ。でも、実技だけじゃなくて本番まで行くかもよ?」



『もう、なんか上手く言わなくていいよ。』


 と介護の実技の練習と言いながら、お互いの欲求を満たす事を週に一度実技練習の授業の後にしていた。


 基本は介護の基礎だが、ベッドから車椅子への移乗では、あずさから抱きしめられ、気持ち良くて押し倒してしまい、そのまま裸にして横四方でおっぱいを楽しんだ。


 他にも清拭では、聖司は裸にされて暖かいタオルで身体を拭いてもらう。最後に棒はあずさが咥えて綺麗にしてもらった。


 反対にあずさにも清拭の気持ちを知った方がいいと聖司はあずさを裸にして、身体を拭く。胸を持ち上げて拭いたり、下はとお尻は皺を伸ばしながら綺麗に舐めた。


 お尻は恥ずかしいと言ったが、経験しとかないとと言って、あずさは受け入れた。反対に仕返しと舐められたのは仕方ない。


 それから1ヶ月後、あずさから、LINEが来て、告白されて付き合ってみることにした。選択授業同じだから、実技の事は秘密にしててね。との事だ。



 えっ、嘘っ、あ〜付き合ってたと思ってたのに〜。確かに告白してないけど。本当に実技の練習だった?いや、そんな、訳じゃないよな。

告白遅かった?聖司は悩み続けたが…大学の窓から、あずさと男が手を繋いで出て行くのをみるしか出来なかった。


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