第25話 高田さん①

 聖司は大学を卒業し、隣の県にある福祉施設で働く事になった。電車で30分程の所にある施設で、男が5名で女性が2名の小さな施設だ。女性の内1人は同じ職場の人と結婚しており、お腹が大きい。もうすぐ育休に入るらしい。


 もう1人は施設長の40歳に夢中の20代の女性だ。しかし、施設長は結婚しておりその女性にはただの支援員としてだけの関係で恋愛には全く進展しないお先真っ暗な無謀な恋だ。気持ちはわからなくもない。あれだけスキンシップが多く、笑顔でイケメンの施設長に話しかけられると恋愛経験の少ない女性はイチコロだろう。もしかしたら知らない所で結ばれているのかもしれない。ま、他の人の事は知らないが。



 そんな感じで、聖司は仕事に慢邁進して半年が経った。そんな中、育休の職員として、やっと新たな職員が入ってきた。



 名前は高田美世さんで、29歳のお姉さんだ。黒髪清楚な女性だ。聖司はその女性とコンビを組む事になった。高田さんも学生時代から福祉一筋だそうだ。利用者の人と一緒に作業をしながら、聖司は高田さんに仕事内容をと教えながら、時折高田さんの事を聞く。



 高田さんは聖司と同じ県から来ており、市は違うが帰りは同じだった。仕事は残業がほとんどないから自動的に一緒に帰る事になるだろう。



 聖司が働いている施設は利用者と作業だけでなく、太鼓の練習をし、年5回ほどのイベントで披露している。イベントで披露する分、職員の覚えるパートは多く、意外と大変だ。でも、高田さんの太鼓わ叩くたびに揺れるおっぱいを見てるだけで大変さなんて問題ない。



 高田さんのおっぱいは太鼓の時だけでなく、作業の時もより近くで横から見れるのでいつも幸せだ。やっぱりおっぱいはいい。



 大学の3回生から卒業まで、明日香さんとは楽しい時間を過ごしていたが、それも大学生の間だけで、その後は会っていない。明日香さん意外にも大学で恋人を作ろうと努力したが、気になっていた人との進展はなく、高田さんはそんな聖司の悔しい大学後半から卒業後初めての久しぶりおっぱいだ。



 聖司は仕事は真面目に福祉一筋で頑張って、アフター5は高田さん一筋を達成できるように毎日一緒に帰りながら、話をたのしんでいる。お互い1人暮らしなので食事をして帰る事も多かった。聖司はすぐに手を出す事はなく、機会を見ていた。


 

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