第17話 宮本さん①

 聖司は大学の教授の誘いで、スウェーデンの福祉もいいが、日本の福祉も色々と見る必要があると、一緒に北海道の研修について来なさいとの事で北海道にいる。夏の北海道は緑が綺麗だ。


 いいように言われたけど、レンタカーの運転手としての役割だ。大学教授2名に生徒3名だ。北海道の道路はずっとまっすぐで気持ちがいい。

「安田君、風が気持ちいいね。」


 聖司に話しかけているのは、助手席に座っている教授のゼミの生徒で、先輩の宮本明日香さんだ。聖司と交代で運転をしてくれる人だ。宮本先輩は身長が高く、モデル体型だ。顔はロングの似合う切長の目で大きな口で大きく笑う人だ。もう1人は同じ回生の女の子で、山里さんだ。あまり知らない。名前に乗じてなのか、小さなレンズのフレームの眼鏡をかけている。後ろにずっと座っているから、話す事もない。話かけてくれないと話せないし。



「そうですね。北海道を横断するから、色々と見れて運転も楽しいですね。」



 そうだ。今回ほ北海道は小樽から、札幌の学会に出て、北海道の福祉施設を周り、女満別まで行く1週間の旅だ。運転をする代わりに旅費はタダだ。



「いい景色の時は私が運転するからね。」


「先輩ズルいですよ。」


「あははははっ。」



 この、大きな口で舐められたら気持ちいいだろうな。聖司は下を膨らませる。やばいな。ズボンが今日は伸びやすいから立ってるのがバレる。早く治れ。



「安田君。こんなんじゃ運転しにくくない?代ろうか?」


 宮本先輩は聖司の膨らんだ所をじっと見つめながら、話す。見方は、恥ずかしそうではなく、品評してるみたいだ。この先輩エロいな。



「大丈夫ですよ。まだそんなに立ってないですから平気です。まだまだです。」



 聖司は後ろには運転が大丈夫と聞こえるように答える。宮本先輩はどっちにとらえるか楽しみだ。


「そうなんだ。安田君すごいね。頼もしい。まだまだいけるんだ。」


宮本先輩も負けていない。


「ね〜安田君、車もいないし、ちょっと出してみてよ。安田君の出すのみたいな。」


 エロすぎる。聖司はこの後の展開を考えて…


「今は事故したら大変ですから、安全なところで出しますね。そのかわり、宮本先輩も出すの見せてくださいね。一緒に出しましょう。」



 聖司はドキドキしながら宮本先輩に交渉する。


「もちろん、そのつもりだよ。安全なとこで楽しみだな。」



 聖司の下はさっきより高くテントを張っている。宮本先輩はじっと見つめるのだった。

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