第10話 佐々木さん③

 カレー招待のメールから3日後、香織さんから

「お待たせ(笑)仕事落ち着いたよ。何時でもいいよ。ありがとう。楽しみだな。」


 

 念願のメールあったので3日後に家に招待する事にした。


 そして3日後。今回は時間がたくさんあったので時短カレーではなく、しっかりと煮込んだカレーとオニオンスープとサラダを用意した。駅前まで香織さんを迎えに行く。



 10分後香織さんは、私服で来てくれた。



 香織さんの私服は黒ジーンズに白Tシャツと言うシンプルな格好だが、スタイルがいいのでとても良く似合う。ぴったりのTシャツは大きなおっぱいをより大きく見せているが、下品ではなく、出来る女て感じだ。



 香織さんは聖司を見つけると走って抱きついてくる。そして腕にしがみつき、会いたかったと小さく呟いた。はい。可愛すぎます。



「香織さん、今日は来てくれてありがとう。早速家行こうか。」



 香織と聖司は自然に手を繋ぎ、聖司が家までの道をガイドさんみたいに紹介しながら案内する。



「お邪魔します。綺麗にしてるね。」



 聖司は香織さんが家に来た事に感動した。



「そりゃ香織さんが来るから。お腹空いてる?食べる?」


「それもいいけど、やっぱり…聖司くん…私…本気になっちゃう。」



 香織さんは聖司に抱きつきキスをする。優しいが激しいキスだ。聖司も受け入れる。キスをしながらお互い裸になり、ベッドに倒れこむ。香織さんは聖司の体を舌で舐めたり、触りながらゆっくり下の方にいき咥えた。聖司も香織さんと反対の向きになり香織さんの下を舐める。お互い長い時間続けた。その間に聖司は我慢出来ず香織さんの口に出している。香織さんはそのまま飲み込んで聖司のを舐め続ける。



 しかしこしょばくなったから、一度お互い普通のキスに戻る。回復した所で聖司が下で、香織さんが上になり、腰を振ってくれる。



 その後も2人は何もつけずに腰を振り続ける。

何時間経ったのか、2人は裸のまままったりする。聖司は香織さんのおっぱいを楽しみながら話をし、また腰を振るを繰り返していた。



 暗くなり、2人は裸のまま聖司の作ったカレーを食べる。香織さんは聖司くんと出会うきっかけのカレーだと目をウルウルさせながら食べていた。聖司は愛おしくなり後ろから抱きしめた。



 香織さんは後ろから抱きしめた聖司の手を握り後ろを向きキスをする。世界で一番美味しいカレーの味だ。



 駅まで香織さんを送る。聖司は今度は香織さんの家に行ってみたいなと話すが、香織さんは、考えとくねとだけ言って寂しそうに聖司の頬にキスをして改札に向かう。



 その2日後、香織さんから…



【もう会えない。連絡もできない。勝手でごめんなさい。ありがとう。】



 との連絡が来る。メールアドレスはすぐ変更したみたいで返信出来ない。急な展開で聖司は走り出した。香織さんと待ち合わせした最初の駅の所へ。



 待っても待っても香織さんはいない。とうとう終電になり、聖司は終電で家に戻った。戻りながら香織さんのブログを見る。見るとシークリレットで友達しか見れないブログがある。開けると…



【明日はブログで知り合った大好きな子の家で、食事。この前の食事行った時にキスして本気になっちゃった。本気になったら大変だけど止まらないかも。明日も2人きりになったら止まらないだろうな。明日楽しみ。】



【今日は大好きな子の家でカレーをご馳走になったよ。とても美味しくて涙が出ちゃた。でもカレーよりも大好きな子との幸せな時間が最高だった。あ〜家に帰るの嫌だな。】



【旦那に彼との事バレちゃった。もう二度と会うなと家の中めちゃくちゃにされちゃった。だけど旦那と別れる事は出来ない。両親との約束なのだし。ごめんね。さよなら大好きな彼。忘れないよ。】



 聖司はブログを読み駅を降りる事も出来ず終点まで乗り続けた。まさか結婚していたなんて。何か複雑な理由で結婚させられたんだろうな。可愛そうだな。でも俺が出るとよりややこしくなり香織さんを苦しめてしまうだろうな。色々と聖司は考えたが、出来る事はないと考え諦めた。



 香織さんとしたカレー味のキスは一生忘れられない味だ。

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