第3話 矢井田さん②
大講堂の事件から数日経った。聖司はあずささんの谷間とブラチラとエリサさんのおっぱいに挟まれたネックレスを何度も思い出して、毎夜オカズにしている。エロ本気なんか全く必要ない。記憶のみで充分だ。大学では飽きずに女の子ばかりを見ている。3割が可愛い系で1割が綺麗系だ。やっぱり可愛い方が好きだな。綺麗な女の子は、話かける事なんて出来ない。可愛い系の女の子にも話かけるの無理だけど。
観察の合間に、どんな授業を受けようか考えていると…
『聖司くん。おはよう。今いい?』
矢井田さんは座っているセイジに視線を合わせる為、ペッコリの姿勢で手を膝に当てて首を傾げるという可愛いポーズを決めている。ちゃんと目が合う。可愛いすぎる。あのポッ○ーのCMに出てた女優に似ている。
しかもゆるゆるのシャツから覗く谷間頂きました。手を膝にしてるから、おっぱいがより強調されて谷間が深い。ありがとうございます。本当ありがとうございます。聖司は話せず、頷くのみであった。
『良かった。大学にまだ仲良い友達出来なくて、授業の選択とかどうしたらいいかわからなかったの。教えて。隣いいかな?』
矢井田さんは聖司の隣に座りながら話す。フワッていい匂いがする。男子校なんか汗臭い匂いしかしなかったのに。ここは天国だな。
聖司は匂いを吸い込み、気持ちを整えてから話す。
「自分で良かったら喜んで。」
匂いが臭くないか心配な聖司は少しでも臭わないように呼吸を浅くゆっくりして話す。
『ありがとう!良かった。聖司君は外国語と情報は何を取る?」
「えっと、無難だけど、外国語は英語で、情報はパソコンのやつだよ。」
『そうなんだ。一緒のにして…いいかな?』
なんだって?一緒の選択授業を選ぶなんて、絶対俺の事好きなのか?
「もちろんいいよ。俺も友達まだいないしあずささんと一緒だと嬉しいな。もし良かったらあずささんのしたい選択授業に合わせるよ?」
『ありがとう。名前覚えててくれて嬉しいな。うん!この授業でいいよ。』
もう下の名前で呼んで大丈夫だったみたいだな。最初から俺の事を下の名前で呼んでたし。男子校の時もいきなり呼捨てだったし、大丈夫かな。
「忘れる訳無いよ。俺の方こそ、最初の時変だったから嫌だと思ってたよ。」
『そんな事無いよ。面白かったし、ねーなんであんなに焦ってたの?』
「いやー。俺は男子校出身だから、女の子と話した事なかったし、しかも大講堂に入って来た時に可愛いと思ってた女の子から話かけられたらそりゃ焦るよ。」
由香は顔が赤くなる。しばらく黙っている。またやってしまったかな?そう考えながら、聖司はあずささんの顔を覗き込む。
「ち、近いよ〜。本当に聖司君は口がうまいね。ありがとう。じゃ、じゃ〜行くね。バイバイ。」
行っちゃった。やっぱり変な事言ってしまったかな。聖司は残念そうにした。でも、それよりバイバイと焦りながらかけて行った時にミニスカートが捲り上がり、白い太ももの上から見えた、ピンクのパンツの衝撃を忘れないようにしながら、トイレに向かう。
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