亮介くんのために何かできないかな？と思って、教授の家の犬小屋作りをしたら？と勧めた。すると、

「そうだった…廃材出る前に辞めちゃったよ！謝らないと」

「私も一緒に謝る」

「え、関係ないよ」

「…一緒に、教授の家に行って、亮介くんと付き合ってる話とか、ちゃんと報告もしたいから…」

「あ、言ってなかった？」

「…う、うん」

「あ！俺も守さんに話してない！しまった！」

「い、いいよ！一緒に言おう？」

「そうしよう…あ！」

「な、なに？」

「…守さんの奥さん、座長の親戚なんだ」

「それは教授のこと？」

「…教授？それは笑理じゃないの？」

「えっと…教授は、私の前に教授してて、私が引き継いだ」

「…へぇ。もしかしたら、俺が辞めたこと知ってるかもしれない」

「亮介くんのこと、話すかな？」

「…いや、話さないか。安菜さんに付き合ってることも話してなかった。なかなか会えない人なんだよ」

亮介くんは懐かしそうに話した。

「とりあえず、明日遊びに行っていいか、守さんに確認する」

「うん」

遊びに行くわけではないけど。教授の旦那様は、教え子と聞いたけど、今はなにしてるんだろう？論文書いてなさそうだけど…

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