第19話

「こ、こんなお店入れない〜」


かわいい女の子しか入れないよ!色とか、レースとかかわいいものしかない!下着屋さんなんて…どうしたらいいんだろ。


「なんで?行こう」


ぴゃー!亮介くんなんでそんな普通なの?ほら、お客様が私をジロジロ見てる…男がなにしてんだよ…とか


「これ。かわいいんじゃない?」


亮介くんはお構いなしに入って行ったので、私も入ったけど…レース…リボン、かわいいけど…私!?


「試着する?」


「や、無理…だよ…」


「じゃ、買って帰ろう」


…うう、亮介くんなんでそんな落ち着いてるんだろう。それ下着よ!ここ家じゃないよ!


「笑理、3セットはいるよね?」


「…わかんない」


「じゃ、勝手に買うよ。プレゼントだし」


亮介くんはさっさと会計に。私が着るのかぁ…


あ!?


さっきの元カノさんがお店に、いる。目があった。そして隠れた。


…え?どうしよう…。


「どうした?」


亮介くん戻ってきたけど、言うの悩む。


「なに?」


…でも職場同じ人だし…


「言って?わかんない」


…そうだよ。言わないとわかんないよ。


「さっき、…元カノさんがいた」


「え?そうなの?へー」


それだけ?


「お店他にも行く?」


「…私の勘違いかもしれないけど、つけられてる…かも」


「え?」

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