もがく夜 創作は熱 呑まれてく
『もがく夜 創作は熱 呑まれてく』
桃もちみいか作
睡眠を削る、創作に没頭する夜。
書くんだ、苦しくとも。
書くんだ、楽しくてしたかない。
思考にのまれ、言葉の海にのまれていく。
物語はいつしか、すっぽりと作者を包み込み、動き出す。
現実の時間は食われ呑まれていく。
内なるものを吐き出し、紡いだ世界を想いを編み込むようにして、創り上げていく。
想像創造に、身も心も熱せられ、想いは胸を焦がしていけ。
情熱は炎、原動力は書きたいという純真。
創作は海で空だ。
果てなどなく、深く遠く、広がる宇宙。
書く力は湧き水のように湧き出るだろう。
枯れたと絶望してもまた、コンコンと滲み出てくる。
欲すれば、諦めなければ。
違う水脈は必ずあるのだ。
我、果てなき道を行く。
いつまでもゴールはないが、着地点はある。
旅はつづく。
終わりと決めたら、そこが終わりだ。
旅は終わるか、また冒険に出るのか?
君も我も進むなら、まだ先に道は出来て、光は灯る。
道はつづく。
その場所へ辿り着くまで。
否、次の道を見つけたなら、また行こうとするのだろう。
もがく夜は恍惚の夜――。
苦しんだ先には、到達した者しか見えない景色が広がっているんだ。
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