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月半ばの金曜日、会社終わりに毎日のように寄っている、会社の近くの喫茶店。

そこの窓際のカウンター席、いつもと同じ席に座る。




コーヒーと軽食を端に寄せ、資格取得の為の本とノートを広げる。

筆箱からシャーペンを取り出し、問題を解き始めた。





並ぶ文字と数字の中に、入り込む・・・。





周りの雑音が、消えていく・・・。





今日感じてしまった、満たされた何かも一緒に、消していく・・・。








それから夜の道をピンヒールで歩き、一人暮らしの部屋に帰る。





ピンヒールを履く足に違和感を感じながらも、歩く速度を上げていく。





早く、帰りたかった。





私の、城へ・・・。





今週も1週間、とても疲れたから・・・。

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