第7話 効率化

 翌日になって魔力が回復したので魔法を覚えようと思う、先ずは麻痺の魔法を創ろう。


「【創造魔法:麻痺魔法】続いて【万能鑑定:部分鑑定[魔素][魔力]】」

ステータス

魔素:4003/4503

魔力:1~4503


 実は今のところ判明している魔素と魔力だけを表示できるかどうか、魔力の回復度合いを調べる時についでに調べておいた、それが部分鑑定だ。


 現在の魔力ならばもう一つくらいは魔法を創れそうだ、ならばやはりここは切断の手段としてなんらかの魔法を創るのが良いだろう。


 魔法で思い浮かべる切断と言えば風の魔法を用いた鎌鼬、土や岩それから氷の魔法での物理的な切断、火の魔法や光の魔法を収束して焼き切る、空間に干渉する魔法で位相をずらしての断裂、結界つまりバリアてきな物を薄く鋭くして刃物のように切る。


 そして、自分がこれが良いのではないかと思っているのは、魔法で直に切断という現象を引き起こす事、他の魔法だと切断面やその付近に魔法毎に違いがあれど、影響が出てしまうからだ。


「【創造魔法:切断魔法】【万能鑑定:部分鑑定:[魔素][魔力][魔法技能]】」


ステータス

魔素:2003/4003

魔力:1~4503

[魔法技能]

創造魔法∨

回復魔法∨

修復魔法∨

可視化魔法∨

付与魔法∨

吸収魔法∨

麻痺魔法∨

切断魔法∨


 切断魔法で何が出来るかを調べようとしたのだが、多分この∨マークをタップすれば詳細が見られるのだろう。


「この際全ての項目を見ておこうか。」


創造魔法∧

ありとあらゆるものを創造することが出来る神の権能、創造するそのものに応じて消費する魔素の量が変動する。


「曖昧だが、やはりここは決まった消費量ではないという事くらいしか分からないだろうと思っていたから次だ。」


回復魔法∧

生命体のあらゆる異常を回復し、最適な状態へと回復させる事が出来る、回復の度合いに応じて消費する魔素の量が変動する。


「こちらはあくまでも出来るときた、確かにここで調節出来ずに全てを治してしまったら厄介過ぎて自分にしか使えなくなりそうだから助かる。」


修復魔法∧

無機物を修復、整備することが出来る、修復や整備の度合いに応じて消費する魔素の量が変動する。


「クリーンも整備の範疇なのだろうか?わりとガバガバ判定なのでは?」


可視化魔法∧

ありとあらゆる物を可視化することが出来る、可視化するものによって消費する魔素の量が変動する。


「これを使えばが魂が有れば魂の可視化が出来る、これを考えた時の自分を誉めてあげたい。」


付与魔法∧

あらゆるものへ所持している魔法やスキル等の付与が可能となる、付与するものによって消費する魔素の量が変動する。


「スキルも可能なのか、ならば部分鑑定を付与した水晶玉を作ろうあれは浪漫だ。」


吸収魔法∧

あらゆるものを吸い取り収めることが出来る、吸い取るものを指定し、収める場所を指定すれば発動するが、収める場所が指定されない場合は近場の収められる場所に自動で収める、吸収するものによって消費する魔素の量が変動する。


「これは蟻の魔素吸収した際に魔素を自動でどこかに収めていたのだろう、おそらくは自分の中に、これは使い方次第で化けそうな魔法ですね。」


麻痺魔法∧

生命体を麻痺させる事が出来る、麻痺させる度合いや範囲によって消費する魔素の量が変動する。


「これは部分麻酔から昏睡、意識だけを残して身体だけを麻痺させるなどの応用が効きそうですね。」


切断魔法∧

ありとあらゆるものを切断出来る、切断と言っても物理的に切るわけではないので切断自体に痛みは生じない。


「え、これ麻酔必要無かったのでは?」


 すると、説明文に変化があらわれた。


切断魔法∧

ありとあらゆるものを切断出来る、切断と言っても物理的に切るわけではないので切断自体に痛みは生じない。

(※切断面が空気や物に触れた際の痛みは生じる)

(追記:目に見えないものも認識していれば切断可)


「麻痺魔法の3倍の消費魔素だと思ったら案外ドえれぇ魔法でした。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


自動公開時間をミスってたので手動で公開しました。

表記ブレを少し修正しました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る