苦しみの末に
悔しかったのです
あなたが
こんなにも
こんなにも
平等に
愛を振りまく事が
あなたの愛は
私だけのものではないのだと
それが
その事実が
ひたすらに
悔しいのです
「家族愛」
私の知らない言葉です
私だって
皆を愛しています
でも
たった1人あなただけは
この愛情が
特別であると信じているのです
あなたの愛は
誰よりも等しく
誰よりも広く
誰よりも
誰よりも
深かったのです
それが
たまらなく
この身が焦げてしまうほどに
苦しいのです
でも、わかっているのです
もし
あなたの愛が
私だけの
特別なものになったとしたら
それは
あなたではないのだと
わかっているのです
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