前のエピソード――３話　始めた理由。

「ん？辰巳どこかで聞いたことがあるぞ。うーんどこだ。あぁ！！！！！！

思い出せない！！！絶対に聞いたことがある！！」

海野もなんとなく...でも辰巳が印象的だ。

結局どこで聞いたのか思い出せなかった。風呂から出るとスマホに通知が来ていた。

瑠衣さんからグループの招待が来ていた。夢愛も入っている３人のグループだった。

　　　　　　　　　　　蒼介がグループに参加しました。

瑠衣　[そっけ君明日の２時にうちらの家きてねー]

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[急ですね、わかりました。]

夢愛　[蒼介なんで瑠衣に敬語なの？笑]

瑠衣　[確かに笑　さん付けもしなくていいしタメ口でいいよ！]

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　[わかった笑]

「ねえ瑠衣もしかしたら私小学生の頃に蒼介に会ってるかもしれない」

「え？？？？は？？？？どゆこと？？？？？？？？？？？？？？？？？？」

「私の記憶が正しければだけど私がバンド始めた理由と全く一緒なんだよね。」

「え、それもう完全に恋愛アニメとかである展開じゃん！！！！

いやリア充かよ焦らしてないで早く付き合えうざいなーー！！！」

「ちょっと瑠衣落ち着いて！笑　別にまだ本当かもわからない。

蒼介に確認もしてないし、ただの私の勘違いかもしれないし。」

私は記憶力が壊滅的にないから正直なところ小学生の頃の記憶は

だいぶ曖昧。

「じゃあそっけ君明日来るんだし、聞いてみるっていうのは？」

「いやいやいや聞けるわけ無いでしょ！」

「えぇせっかくなら聞いてみればいいのに。」

「とりあえずもう寝よ！！！」

「はぁい」

そして３人とも寝て朝になった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「ふぁぁぁぁねみぃ。今日はバイトないか。あ、でも２人の所行かないとじゃん。」

結局どこで聞いたことがあったのかが思い出せず。時間になったので２人の所に向かうことにした。電車に乗っている間や歩いている間もどこで聞き覚えがあったのか。

全く思い出せないのだ。

そうこうして気づいたら2人の住んでいる家についた。