令和２年の１０月２７日から１１月２日は体よく佐渡へ配流されていた。

体の良く佐渡へ流さる神無月クッキー焼きて火傷に泣きたり

１０月２７日。『バンドリ！』の市ヶ谷有咲嬢と『ごちうさ』の青山ブルーマウンテンこと青山翠女史、『デレマス』の鷺沢文香嬢、『シャニマス』の樋口円香嬢の他、『咲-Ｓａｋｉ-』の宮永咲嬢、『ＮＡＲＵＴＯ』の大蛇丸の誕生日だという。文字・活字文化の日であり読書週間の初日でもあるという。この日はたなかきょう氏の『透明人間』に始まり、６時３１分に起きて急ぎ支度に取り掛かる。この日の朝食は炊き込みご飯と鯖のみりん干しである。通勤時間帯に捕まるので新潟港発９時２０分の便に乗ること叶わず、１２時３５分発の便に乗ることにした。作り置きをしていたアイスボックスクッキーを焼成し、腕を火傷する。しかも残りの生地も追加で焼成し、１１時頃に出発。万代島に着いたのは１１時２５分頃である。

佐渡汽船ターミナルでバスの３デイフリーパス３千円を２枚と往復の乗船券３千５百円、片道の２等運賃は障害者割引で１，２１０円、一般運賃でも２，２９０円で、この度の中共ウイルス禍につき、原油価格が下落しており、消費税１０％でも原油価格が高騰して片道２千５百円を超えたときより安い。

船は１２時３５分に出航するので、船待ちの時間を以て早めの昼食に取り掛かる。日航ホテルの展望ラウンジ『ＰＡＮＯＲＡＭＡ』でハヤシライス７９０円と烏龍茶４１０円を頼む。セットで買うと飲みものを１００円安くしてくれるので実際に払ったのは合わせて千百円である。今一質感と野菜っ気に欠ける。

１２時１８分乗船。この日は平成一桁生まれの『おけさ丸』が担当で、指定された席は１等イス席の６番。中央海側の席だった。この船は広島県呉市の神田造船所で生まれた船で、子供の頃のＭａｃｈｉｃｏ女史が見ていたかもしれない。１５席中、１０席ほどが埋まっていた。シートは臙脂と濃い紫の生地でフルリクライニング。スピーカーは頭部に内蔵、出港時に救命胴衣のアナウンスがあるので見ておく必要がある。背摺りの丈があるのでちびには不利である。

銅鑼が鳴ったのは１２時半で出航したのも定刻の１２時３５分である。今回は『ミリマス』の佐竹美奈子嬢を同行させた。彼女を見たらロシアの兵隊を見たと思え、というくらいである。何故かというと彼女の親元が中華料理店で、佐竹嬢自身も料理が得意なのだが、プロデューサーを食わせ倒しにかかるので、肥らされるからである。悪評高いトリプルデイＰが担当しているとのことで『デイ嫁』の異名も取っており、『ムビマス』にもレッスン生役として出ている。１３時４６分頃佐渡牛乳を買う。

１３時５０分頃から『スマイルいちばん』、『花ざかり＊Ｗｅｅｋｅｎｄ』他、『ミリシタ』のスクショ動画が進み、僚船の『ときわ丸』を見逃してしまった。１４時半に降り支度をする。

クッキーを焼きて乗りたるおけさ丸ガールと見たる佐渡の島影

１４時３４分に姫崎灯台通過のアナウンスがなされる。『本船は姫崎灯台を通過し、両津湾内に入りました。あとおよそ３０分で両津港佐渡汽船ターミナルに到着いたします』子供の頃から聞いていた台詞である。１５時２分に着岸。急ぎ降りて往復の乗船券を見せてスマホに『だっちゃコイン』５千ポイントをチャージする。ソシャゲの１０連ガチャよりお買い得に思えるがどうだろうか。乗り継ぐ東海岸線のバスは２分遅れの１５時１９分に出た。大川の時点で日が傾いていてきたので既に秋も終盤である。豊岡中央のバス停に着いたのは１６時４分で農道を歩いてＨ夫人のお宅に着いたのは１６時１９分である。荷解きに取り掛かり、この日の夕食は鶏ガラ鍋だった。草津の入浴剤を入れて入浴し、２０時半を過ぎて寝た。

２８日。この日は声優の豊崎愛生女史が３４歳のお誕生日を迎えられた。６時にたなかきょう氏の『透明人間』で目が覚める。横になってから朝食を摂る。哀しいかなこの家に『おじや』という料理は出ない。『ミリマス』の美奈子嬢に頼んでも『異世界はスマートフォンとともに。』のルーシア・レア・レグルス嬢に頼んでも食わせ倒される世界線しか思い当たらないので、『デレマス』の五十嵐響子嬢を呼びたいところだが、『シャニマス』の有栖川夏葉女史か『ミリマス』の高山紗代子嬢あたりを呼ばれて扱き倒される世界線しか思い浮かばなくなってしまった。この日、９月の記述とＰｉｘｉｖの『桜桃劇場移転編』を手掛ける。

１１時半頃まで横になり、昼食をいただく。今日の昼食は大学芋と天ぷらである。うちの母ことＨ夫人はバイオリニストの高嶋ちさ子女史から見て職種の違う下位互換だが、料理をするときはする。よく子供二人がアラフォーになるまで亭主であるＨ氏と離婚しなかったのか、『却って不気味』なくらいである。先述のたなかきょう氏は少なくとも２度、離婚されている。北陸の武士は粘り強いと聞いたが、北陸の女性も粘り強いのだろうか。１３時２５分に出て、７分遅れで来た２６分発東海岸線バスに乗る。両津港に着いたのは１４時１８分頃だった。『スクスタ』と『ガルパ』にログインしようともったらデータが破損してログインできなかった。

１５時１５分発の本線バスに乗り換え、市野沢で降りる。ここはジョーシンをＴＳＵＴＡＹＡ、ＢＯＯＫＯＦＦが近い。そのブックオフで重複していた『いせスマ』漫画版の６巻を売り、５２０円で岩波版の『エピクロス』を買う。

いせスマを売りて買ひたるエピクロス快楽の髄無為と思はば

ここで注意事項だが、エピクロス氏の説く『快楽』とは俗世間のそれではなく、『欲を取り払った境地』、つまりは老荘思想に於ける『無為』に近い。待っている時間で日が傾き、１６時３８分発の両津行きに４分遅れで乗り、両津港では遅れを２分回復して１７時１６分に着いた。

シータウン佐渡３階の料理店『よろこんで』へ上がるが、この店舗は３０日で閉店だという。食べ納めをするべくエビチリ９９０円と豚の角煮７１５円を頼む。店舗の余命も３日を切っているので品数は既に少ない。角煮は軟らかく、エビチリは野菜っ気と旨味が効いている。

スマホとｉＰｏｄを充電して、１８時４７分発の最終バスに乗る。この日は佐渡中等教育学校の生徒が乗っており、人口密度が高い。豊岡には１９時３７分に着き、『ラブプラス』の姉ヶ崎寧々嬢のＡＲ写真を撮ろうとしたが、狙いは失敗した。戻ってきたのは２０時過ぎで、森の香りの入浴剤を入れて入浴。２１時を過ぎて寝た。この夜はスコールか、と思わんばかりの雨が降った。

１０月２９日。『ガンダムＳＥＥＤ』のアスラン・ザラ君と『らぶドル』の結城瞳子嬢のお誕生日である。この日は５時５５分に目覚め、６時にお決まりの目覚ましが鳴る。この日、秋空もみぢ先生の描かれた宮水三葉嬢で己を慰める。この日の朝食は目玉焼きである。７時４０分に出て糸崎のバス停まで歩き、８時７分発のバスを迎える。このバスは赤泊から来るバスで、朝一番に回送で両津から車両を送り込む。出たのは２分遅れで、時間のせいか、路線のせいか、人口密度が低い。８時５６分、両津港に着き、ここで乗り換える。

乗り換えたバスは９時１７分発の南線バスで、２分遅れで出た。ここで宮城谷昌光先生の『長城のかげ』となろう系で冬原パトラ先生著の『いせスマ』に手を付ける。佐渡博物館前に着いたのは１０時１３分で、ここで下車して『八幡館』まで歩く。ここで入館料７５０円とランチ台５百円、コーヒー代１５０円、芋煮代３百円、合わせて千７百円を払う。１，４０３円をだっちゃコインで払ったので現金支払い分は２９７円と非常に助かる。８人ぐらいで行くときのことを聞いたが、送迎は無く、バスやタクシーで来るように、とのことだった。

久々に入浴するが、ここの浴場まで段差があり、尚且つ遠い。『ミリマス』の高坂海美嬢や『デレマス』の真鍋いつき嬢あたりなら走りたくなるくらいだろうが、バリアフリー面では難がある。浴室も弱塩基性のナトリウム塩化物泉、要は若干アルカリ性の食塩水である。この日は９月のときとは異なり、温かい。ただ、浴室全体が滑りやすく、頭を打つリスクが高い。ここで美奈子嬢を取り出したかったが、浴場では写真を撮れないので、断念した。

八幡にてたれカツ丼を昼餉にす食前の湯に美奈子を残す

上がると昼食時である。４組目ほどになってカフェラウンジへ入り、今回はたれカツ丼を頼む。出た物はご飯の割に小ぶりで甘く味付けされた豚カツのカツ丼でいつかの炒飯に較べて見劣りは否めなかった。この日の汁物はワカメのお吸い物である。これでひと息ついたが、追加で払った芋煮が失敗だった。『温泉むすめ』のあつみ詩鶴嬢が故郷としているあつみ温泉の『萬國屋』で食べた芋煮汁の記憶があるので、哀しい泥臭さがあった。この八幡館で『ミリシタ』より『キラメキ進行形』のスクショ動画を２種、録った。乗り換えたバス次第だが、羽茂か小木で活躍すると見ていたからである。このあたりにアメリカ合衆国３０代目の大統領、クーリッジ大統領が発見したという『野郎の性』が出ている。いわゆる『クーリッジ効果』のことで、野郎が浮気する原理である。八幡温泉前１２時５３分発の小木線バスで羽茂へ向かう。

真野新町から小学生が乗り、真野湾沿いに走行する。真野湾と別れて羽茂エリアに至り、１３時３６分一の宮入口のバス停で下車。このあたりは一方通行で、行きと帰りのバス停が異なる。クアテルメ佐渡はどこかといえば、バス停３つ分程度の距離であり、バスの便もよくないので川沿いに東へ歩く。着いたのは１４時５分だったが、開館するのは１５時からだという。ここで目と鼻の先の佐渡一の宮こと渡津神社で簡易にお参りする。『＿Ｓｕｍｍｅｒ』と『ヨスガノソラ』が懐かしくなった方は同胞である。『犬夜叉』が懐かしくなった方は昭和末期頃の生まれか一般筋の漫画・アニメ好きである。１４時３９分に元のバス停に戻ると、佐和田行きの表示がない。それもそのはずで、この通りは一方通行で、佐和田行きのバス停は川沿いにあり、渡津神社とは逆方向だった。

上杉を防ぎし羽茂夢の跡疫病に泣き今は湯もなし

ここ、羽茂は『義風堂々』と『天地人』で名高く、『らいむいろ戦奇譚』の直江シュロ嬢がその名の由来とした直江兼続氏が苦戦させられた所で、なるほど要害である。

力尽きたので１５時１７分に元のバス停に戻り、Ｈ夫人に『小木の「おぎの湯」で拾ってくれ』とメールした。この日はＨ夫人の退勤時間が早く、作業時間を終えてすぐに帰れば１８時には豊岡へ着くシフトだからである。少ない電池で『キラメキ進行形』のスクショ動画を見て『己をあやした』のはこのときである。次のバスは２分遅れの１５時５０分に来た。このバスは羽茂高校に寄る便で実際に通過した。渋柿の変種で名高い『おけさ柿』は羽茂の農協が商標登録しているという。佐渡海峡側に出た大橋付近で日が傾き、佐渡汽船社に於ける『高い買い物』であるカタマランこと高速カーフェリー『あかね』が入港の体勢を取っている。この稿を書いている期間中の１月から３月は定期メンテナンスによるドック代船で新潟航路に来ており、代船運用の来るごとに『佐渡人の知恵』を悉く叩き割っている。しかも、乗るとよく判るが、造船観に於ける日豪の差違が如実に出ている。

小木のバスセンターに着いたのは１分遅れの１６時３分。ここから『おぎの湯』まで歩くわけだが、地図を見ても道筋を間違え、スマホのマップ機能でも道筋が判らない。Ｇｏｏｇｌｅマップを見ると岬を横切っており、商店街に入れれば行けることが判った。『おぎの湯』に着いたのは１６時半で、入浴券５百円を２枚と髭剃り５０円、湯手代１５０円、貸しバスタオル百円、合わせて千３百円のチケットを買った。Ｈ夫人が来たのは１６時４３分で、押しに押して入浴させた。

ここのお湯も水酸化物イオンが若干多い食塩のお湯で、とろみがあり、しかもケープビューが非常に嬉しい。ただ、蛇口のお湯は直ぐには出ず、幾らか待つ必要がある。Ｈ夫人はお湯が出にくいことと、ケープビューをできなかったことが『陰気だ』と言う。１７時を過ぎて上がり、佐渡一周線を西に、豊岡へ着いたのは１８時１９分だった。この日の夕食は鶏ガラ鍋で、２０時を過ぎて寝た。

１０月３０日。この日はシータウン佐渡の料理店『よろこんで』が閉店する日。６時に目覚ましの『透明人間』が鳴り、性依存症の哀しさを抱いて体重を計る。朝食は７時前で、『ガルフレ(仮)』と『シャニマス』にログインして、豊岡８時７分発のバスに乗る。この日は１分遅れである。両津港には４分遅れの９時１分に着き、乗り換える本線バスの相川行きは９時１５分発で、このバスも１分の延発だった。いくら本線でも需要が高いのは佐和田迄だったようでそこから人口密度が下がり、更には沢根を過ぎると山越えである。佐渡版画村前のバス停で下車したのは１０時２０分だった。

『京町亭』の開店まで時間があるので版画村美術館に入る。ここは版画運動を指揮した故高橋信一氏の遺作ばかりか、ノンプロの版画も置かれており、その幾らかは商品である。実際に買い手の付いたものも出ていた。ここの建物は大正期か昭和前期の建築だろうか、木造で段差があり、敷地も広い。昔々の拘置所と思っていたが、元の拘置所は大分離れたところにあった。そこから急な傾斜を上がると鐘撞き台である。路地が入り組んでおり、攻めにくく、鉄砲隊を隠しやすい配置をしている。それもその筈で、版画村美術館の斜向かいは奉行所である。つまりは総督府のお膝元だったのである。町並みも基本的に江戸期を意識したものに統一されている。アクア薬局まで来たころには雲行きが悪くなっており、雨が心配だった。１０時４９分に来ていた『京町亭』に入れたのは早めの１１時１８分で、Ｇｏｏｇｌｅの情報はそれ以前のものだった。羽茂の『クアテルメ佐渡』のときもそれで泣きを見ている。ご配慮で１２分早く入れてもらった店舗はカウンターが一面に日本海を望める『オーシャンビュー』の物件である。ハワイでは指一本の隙間ですら付加価値を付けるそうで……。

昼時に寄りし町屋のオムライス海は一面道は入り組む

オムライスプレート1千1百円とクロモジハーブティー３３０円を頼む。１１時半を過ぎると主婦層とカップルが目立ち、佐渡汽船社の公式Ｔｗｉｔｔｅｒアカウントが宣伝するのも宜なるかなと思う。オムライスプレートは小鉢のジャガイモが嬉しい。スープは田舎の味でそこまで好きになれなかったが、相川まで遠征してきた価値は非常にあり、店員氏に予約するときのことを訊くと『遅くとも１週間前までに予約』し、『火曜日と水曜日は定休日』で、『１１時半か１４時半までの営業』で、『１４時になったらオーダーを締め切る』という。品も『メニューに出ているものから頼むように』とのことだった。ここから公営駐車場まで徒歩で２０分かかり、バリアフリーの面で難が大きい。食べ終わった後、お隣の『京町茶屋』でティラミス５百円と雪室珈琲50円を頼む。ここは主に地域の小母様方のサロンとなっており、店舗も土間を改装したようである。卵を泡立てたケーキも売っているそうだが、うちでも同系統のものを作っていたような感もする。ここのティラミスは仄かに甘い。『ね～ＰＯＮ？らいＰＯＮ！』という発売されてから久しい美少女ゲームの後藤麻衣さんキャラを想い起した方には面目ないが、西又葵先生と哀しい因縁がある。そして『京町亭』で聞き込みをしたのはこの後だった。やはり雪室珈琲が寒い日に嬉しい。

相川病院で海府線のバスを待ち、１２時４３分に下山に取り掛かる。このバスは車体の割に乗客が多く、戸中の平根崎バス停に着いたのは１３時８分だった。『温泉前』の３文字がバス停の表示から抜けた理由をこの直後に知ることとなる。横断歩道を渡り、高台まで行ったときがそうだった。『ホテルひらね』が閉館したのは１３年も前で、その頃と言えば『ゼノグラシア・ショック』で当時のアイマスＰ軍が絶望に打ち拉がれ、ニコニコ動画を介した猛反撃に取り掛かろうとしていた時期である。なお、私が泊まったのは小学校に於ける修学旅行の頃で、『アイマス』自体が影も形もない平成一桁のことである。どのようであれ、これで平根崎の温泉に入るあてが無くなり、暫く戸中を彷徨うこととなる。なんせ次のバス停までバスで４分もかかり、休むあてもない。公民館も余所者なので入れてもらえる保証がない。地名の由来である平根崎を訪ねてみたが、規模こそ違うものの、石垣島の宇神崎にも引けを取らぬ危なさである。風によっては日本海へ突き落とされること間違いなしで、この日も薄氷を踏む思いだった。相川行きのバスが来たのは１５時２４分。既にスマホとｉＰｏｄの電池が危なくなっている。

西に行くと北狄という所があり、揚島もそのエリアである。字面で北方の騎馬民族を想い起し、大和王朝に抵抗した蝦夷族最後の砦だったのか。相川のターミナルを過ぎ、きらりうむ佐渡に着いたのは１５時４８分だった。このバスはここが終着で、この物件は佐渡の鉱山を説明する施設である。建物は平成後半の造りである。次に乗る本線バスは１６時１０分で、定刻に来たが、乗ったときには女性客が多かった。両津港には１７時１１分に着き、スマホとｉｐｏｄを充電する。３階の『よろこんで』はすでに閉店しており、バス待ちを兼ねた充電の時間で、中川製パンのジャンボフランク２３０円を２つ買う。佐渡高校では購買のパンとして名高いそうだが、『こち亀』の中川圭一氏や『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜こと中川菜々嬢に通じる響きがある。東海岸線の最終便は２分遅れの１８時４９分に着き、豊岡に着いたのは１９時３７分。２０時を過ぎて森の香りがする入浴剤のお風呂に入り、２１時を過ぎて寝た。

翌日３１日。８時４０分に起き、佐渡の記述を手掛け、腹を立てて１３時２６分発のバスに乗り、両津でソシャゲにログイン。１５時１７分発の岩首行きで戻り、２０時を過ぎて寝た。

１１月１日。この日は『ラブライブ！』の星空凛嬢と『キミキス』の二見瑛理子嬢、『ＴｏＬＯＶＥる-ダークネス-』の黒咲芽亜こと赤毛のメア嬢の誕生日。具合が悪く、１５時３２分まで寝ていた。まる一日倒れており、１９時前に寝た。

翌日２日。Ａｑｏｕｒｓの諏訪ななか女史と『Φなる・あぷろーち２』の国立千都留女史のお誕生日。いつもの目覚ましで起きた後、Ｈ夫人と喧嘩し、腹を立てて左手で『しゃんつけた』。通常、女性に手を上げないようにＨ母子から調教されているのでよっぽどのことがない限り手を上げないが、Ｈ夫人には恨みもあるので比較的緩い。そして泣きながら８時７分のバスに乗り、急いで特等のチケットを買った。指定された部屋は５号室で、乗ったのは９時６分。非常に危ない。なぜ手書きなのかと思ったが、特等のチケットだけ、当日に部屋番号を指定するそうである。両津ではサインペンだが、新潟側ではボールペンだった。

入った部屋には紫色の大小ソファーとベッド２台、茶器、記帳台、テレビ、、テーブル、鏡、ポットがある。年が明けてから乗った『ときわ丸』の特等室でも基本的は変わらないが、ベッドが平成２桁仕様になっていることと、ソファーが縞柄で形状も異なること、テレビが液晶式になっていること、テーブルが円形になっており、テラスを廃止していることが異なる。『おけさ丸』も平成生まれだが、１桁年代なので昭和の名残が濃いのである。特等席に入るときはカウンターで『特等の切符を持っている』と告げる必要がある。『ときわ丸』のときはドアの前に船員さんがおり、切符を見せるだけで鍵を渡してくれた。

９時４０分。佐渡牛炙りバーガー７５０円を頼む。肉は一枚ものだが非常に油脂を感じる。ときわバーガーだと『カニ』なので『ラブライブ！』の星空凛嬢と『デレマス』の前川みく嬢は『おけさ丸』でこの品を頼むと魚介地獄から免れられる。１０時３２分頃が僚船のときわ丸と反航する相場だが、撮れないまま特等室で充電し、ソファーで横になる。そのあたりは多分に貧乏性の気を我ながら感じる。１１時２４分に入港のアナウンスがあり、４３分に着岸した。降りた先の売店に沢根団子はない。『しまや』のものならなおさらである。Ｈ氏の運転で帰着したのは１２時１８分で、昼食はピラフだった。