第225話 エピローグ

 宇宙戦艦ヤマトもどきは一回のワープで月軌道近くまで接近した。


 呉のドックに着水したまでは良かったけど、4人が下船すると元のノアの方舟に戻ってしまい、その後全く反応しなくなってしまった。

 コフェンやもふバスもラウンズ十二神将も取り出すことができないまま固まってしまった。

 アメリカ政府とNASAへの説明に東村総理は頭をいためたようだ。

 今後アメリカに送って共同研究ということになる。


 ハンドバッグのアダマンタイト製アカシックニードルは持ち出すことができた。

 これは内密に川嵜重工に寄託して解析してもらうことになった。


 ガラスの靴は実家の靴箱に保管してある。

 これはワタシの宝物なんだ、誰にもわたさないよ!(笑)


 そして何ヶ月かぶりに中学校に行った。

明石では結構大ごとになってたから隠すこともできないけど、かといって事実通りの説明も信用してもらえそうもなかった。

 なんというか、公然のうやむや、というやつになっていた。


 「ひなちゃん!」

 「ひまりちゃん!」


 本当に久しぶりの再開だった。

 二人は手を取り合って飛び跳ねた。


 「ねえ、ひなちゃん、前に送ってもらったフェンリルさんの写真、華麗だね。」



 「うんうん、そうでしょー!もふもふ気持ちよかったよ。」


 「この写真、昨日ミンスタに上げたらすごい、100万いいねもらったんだよー。」


 「ふ、ふーん、それはよかったやん。」


 やらかしてしまったそこそこ令嬢陽葵が面倒なことになるのはこのあとすぐであった。


 Ende

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そこそこ令嬢のそこそこ日記、フツーって罪ですか?でも針一本で異世界を無双します。 七星剣 蓮 @dai-tremdmaster

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