第216話 戦争という病
「私から説明いたしますわ。」
陽葵に続いて
陽葵と瓜二つの、まるで双子のようにそっくりであったからだ。
マリアは食事もとり、十分に休養も取れたことから
それも陽葵そっくりの。
「申し遅れました、お初にお目にかかります、私は1000年間マスタードラゴンに捕らえられていた氷の巫女マリアと申します、こちらの
「こちらの、陽葵さんにですか?」
「陽葵ちゃんって、ごっつすごい系?」
陸斗は心の中でつぶやいた。
※ごっつすごい系です。
「あなたがたが陸斗さんと亜希子さんですね。」
「は、はい、諸星陸斗といいます。」
「東村亜希子です。」
「少し左手を見せていただいてよろしいかしら。?」
「は、はい、どうぞ。」
陸斗と亜希子は左手の黒い手袋を外し、陽葵そっくりの少女に見せた。
「陸斗さんの手にはディ・タカンドラ文字で『地』の文字が、亜希子さんには『政』の文字があります、こちらの
「『法』の賢者様ならいらっしゃいます、諸国を旅されていてなかなかお会いできませんが、王国創立祭に来られたのですよ。」
「まあ、それでは6つの星が揃ったのですね、『天』の賢者様はいらっしゃらないのかしら。」
「『天』を司る賢者様はまだ出現されていませんね、ヘブンズドラゴン川が枯れるのはまだ先のようですね。」
「そ、そうだ、あのドラゴンマスターの死骸は?」
「それは
周りで聞いていた者たちはあまりのことにヘナヘナと座り込む者、
「あとは最後の仕上げにこのまま第13帝国に降伏勧告を行い、戦争を根絶することになります、さあ向かいましょう。」
1000年以上生きている、顔は陽葵にそっくりだが陽葵とはまるで違う
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます