拝読致しました。
インターネットという異世界の物語、ですね。
神様の実験に付き合わさせられてしまった少年は、バベルと言う言語共通の箱庭に遊ぶ。
しかしまさか神様も日本語の節操の無さは想像できなかった?
学生さんなんて、あっと言う間に自分の用法を編み出してしまいますもんね(^^;)
大人が聞いても分からない造語を駆使し、一方で古式ゆかしい単語を使う子もいる。
世界共通言語という最高の秩序は、カオスとも呼べる日本語の自由奔放さの前に混乱し、追い出された―Σ(゚д゚lll)
他作品の異世界ファンタジーとは一風変わった世界観が面白かったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
その昔、エスペラント語という共通言語の試みがありましたが、それをオンラインゲームみたいな仮想空間でやってみて、それをさらにリアルに……という科学者が裏にいる設定でした^^;
しかし日本語の自由さ(笑)までは想定外。
どうしてこうなった、というのが科学者の本音でしょう(笑)
「共通」の真逆にいるような言語だと思いますし^^;
異世界ファンタジー、初めて書いてみましたが、「面白かった」と言われて、とても嬉しかったです。
ありがとうございました!
編集済
ファンタジー+SFって、またこれまでやっていない要素を入れてきましたね。ジャンルが違うだけで文章もまるで違ってて楽しかったです。もしもっと続くなら、何らかの形で少年と少女が再会すると、自分が対象年齢の少年だったらエモく感じるかなぁと思いました。面白かったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
実は、紙の書籍で読んでいるのは、こういう淡泊なSF(?)ばっかりだったりします。
そこから引っ張ってきた感じで書きました^^;
時代劇とはちがって、何か突き放した感じで書いた気がします(笑)
実は少年だった……面白いですね!
何となく、性別は決めていない感じで書いていたので、そういう展開もアリかもしれません^^;
ありがとうございました!
面白かったです。
全ての人が共通の言語を持つ…という事には至らなくても、グローバル化の進展で人々の生活が画一的になる事はユートピアというよりむしろディストピアだと思います。地域の特殊性をないがしろにする事なので……。
子ども達に「考えさせる」内容ですね。長編化を期待します。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「バベルの塔の話って、何が言いたいんだろう?」というのが、拙作のとっかかりでした。
共通の言葉、それを持つこと、失うことが、どんなことを人にもたらすのか。
……何だか偉そうなことを言ってますが^^;、私も明確な答えを持っているわけではありません。
ただ、おっしゃるとおり、「考えさせる」ことができればなぁと思って書きました。
エンタメではありませんが、こういうのも有りなんじゃないかなぁ、と思いまして^^;
ありがとうございました!
こんばんは、御作を読みました。
四谷軒様にとって新機軸というか、冒険された小説だなあと改めて思いました。
この独特の味付けは、実にオリジナリティと考察し甲斐があって圧倒されました><
君をここから連れ出す、とまでは言えなかった。
のは、彼女が現実の存在では無いと納得したからか。
それとも諦めて大人になったからか。
面白かったです。
作者からの返信
お褒めいただき、恐縮です。
歴史もの(アウトラインが有るもの)ばっかり書いていると、アウトラインが無いものも書きたくなってしまい……^^;
それで、「何か変」な世界観で書いてみた次第です。
イィサさんの存在は微妙な立ち位置で、果たして「現実」に「本体」がいるのかどうか、あるいは、少年の「現実」へ連れて行くことができるかどうか、まったくのブラックボックスで、その辺は何とも難しいところです^^;
ですが、そういう考察を展開していただいて、作者冥利に尽きます!
ありがとうございました。
四谷軒さま
すごい作品でした。LANケーブルが糸で、イーサネット。
途中でバベルの塔を予想しましたが、やはりそうだったんですね。
LANケーブルを見つけることができた人だけ救われる。どういう意味なのか考えてしまいました。
歴史物だけでなく、こうした作品を素晴らしいですね。
とても楽しめました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
同題異話SRの企画で、この「繋ぐ糸の色を教えて」というお題があって、その「糸」からLANケーブルを思いついた次第です^^;
バベルの塔は、実は公募向けに考えたネタがあったので、それを転用しました。
そしたら何かこんな世界になってしまいました(笑)
今では無線LANが主流なんで、有線LANで――ネットワークで繋がっていると気づけた人が、みたいなことを考えていました^^;
歴史物以外のものを書くのはあまりないので、それを褒めていただいて、まことに嬉しい限りです!
ありがとうございました。
完結お疲れさまです。
ファンタジーなのか、マイルドなサイバーパンクなのか。
流行のVRゲームダイブものとは一線を画す作品でした。
TPクロスケーブルでPC2台を直接接続していた世代なので、ケーブルの色は大事だよなとか思ったり。
前話でのコメントで乱暴な短文を投げつけて失礼しました。
想定読者を信頼して意図的に歯ごたえを残すというのは、チャレンジングではあると思いますが、作風なので余計な意見でしたね。
ここからどう話が膨らんでいくのか気になります。
受賞して長編化できるといいですね。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
どうせなら異世界ファンタジーに現代ファンタジー、SFや現代ドラマも全部詰め込んでしまえ、と作ったのが拙作です。
そしたら「何か変」な世界になってしまって、何でなんだろうと思う私です(笑)
ちなみに私もケーブルにはクロスとストレートがあって……とPC繋いでいました。
今じゃ無線LANで便利な時代になりました(遠い目
前話のコメントは気にしていません。
ああいう角度からの意見は貴重なんで、むしろ嬉しいです^^;
まあ私自身が大人向けの小説を読んでいるような子どもだったんで、その辺りの経験(偏見?)がベースなんで、難解でいいんかいと言われるのは仕方ないと思いますし。
お褒めの言葉、ありがとうございます。
もし長編化するなら、もうちょっと尺を取って、町の人やヒロインとの交流があって……とか映画風になるかもしれません^^;
ありがとうございました。
ではではノシ
編集済
「塔」と言語の話が出たあたりでバベルの塔かとは思いましたが、まさか仮想現実とは……!
蜘蛛の糸(違)はLANケーブルだったんですねえ。正式名称くらいならともかく、通信規格までは知りませんでした(´∀`)
いやはや、約7300字弱とは思えない濃密さでした。
でも、最後まで読むと、異世界ファンタジーというよりSFよねと思ったり^^;
なんか全然感じた面白さを言語化できてないんですが、とにかく面白かったです!(をい)
作者からの返信
バベルの塔について考えたことがあって、これ、ファンタジー的な話に使えないかなと思ったのです^^;
蜘蛛の糸(かもしれません(笑))は、はい、LANケーブルです。
Ethernetってたまにケーブルに書かれていますけど、どういう意味なのかな、と思って調べたら……ということなんです。
しかし今ではWi-FiがLANの主役になってしまって、最近ではLANケーブルを見かけなくなりましたから、なおさら「気付けない」規格ですね^^;
たまにはこういう崩壊間近みたいな空気のお話を書きたくてか書きました。
というか、一個ぐらいは異世界ファンタジーのお話を書きたいなぁと思ったのです。
それでいて現代ファンタジー風であり、しかしてその正体はSFでした(笑)
何かちがうな、という感触を抱いてくれれば御の字だなと思ってましたので、面白いと言っていただけて、とてもうれしいです!
ありがとうございました。