第4話 初めての授業(1)
一時間目は家庭科!明戸先生って書いてある!「あきと」って読むのか、「あかと」って読むのか…どっちだろう。教科書を準備して座って待ってたら…先生が来たぁっ!なんか優しそうな先生!髪もくるくるしてて可愛い!!
「皆さんこんにちは。私は今年の家庭科の担当の、明戸 幸音(あかとゆきね)です。これから一年間よろしくお願いします!」かなり良さそうな先生!お母さん(?)みたいな雰囲気の先生。一学期は衣生活についてらしい!洗剤の使い方とか、服の扱い表示?の見方とか習うみたい。家庭科ではファイルと教科書が必要みたい、ファイルに紙を張るから来週持ってくるみたい。家で透明なの探そっと。
・・・
色々話してたらチャイムが鳴って授業は終わったぁー!
えーっと、二時間目は技術!奈佐先生!!
「次は奈佐先生の技術だねー!」そう紗千に話しかける。
「あーね、技術ってぶっちゃけ眠いだけな気がする…。面倒だし嫌だなぁ。」
「まぁまぁ…。あ、先生来たよ!」
おぉー、色黒でちょっと怖そうな先生…。黒豆みたい…。
「はーい、皆さんおはようございます。技術の奈佐 太一です。たまに奈佐太 一と呼ばれるんですけど奈佐が名字で太一が名前ですから。今言ったからもう間違えんなよぉ。」意外と面白い先生なのかも?…。てか名前笑っちゃう。
「奈佐太先生~!」「奈佐太せん~。」おぉ?男子わざと言ってんなぁ。まぁ、うん、気持ちわかるけど。
「おい、もう言ったじゃねぇか。奈佐だ!奈、佐!!わかったな?もうやめろよ。」
「奈佐太先生~。」!!普通やめるだろここらへんで、この男子…少しウザいかもしれない。
「人がやめろって言ったんだからここらへんでやめろ!!」おぉ、やっぱり面白いけどちょっと怒ると怖いわぁ。
「これから3年間ずっと一緒なんだから仲良くしないとだろ。」
「えっ!!??」先生が変わる可能性は…?え、ないの?
「あぁ、創英の中学の技術科の先生は俺だけなんだよ。だから俺が3年間担当すんだよ。」
「まじぃかー!!」「えー!!」いや私も意外だと思う。
「おいそのえーとかはいい意味かぁ~?」どっちでもあるような…。
「そらもちろん!!」おぉ、太り気味の男子、、言い切れるのか。すご。あとほんとに申し訳ないんだけど、子豚に見える。ごめん。まるってしてるし
、目もくりくりしてて可愛いって意味してるつもりだよ。いい意味だからね、こっちも。
「お、ならよかった。」こんなやりとりをやってたらチャイム鳴って終わった!技術ではノートと教科書が必要らしい。ノート準備しとこっと。
10分休憩~。話しかけたかった子がいんだよね~。今日もまあまあ朝早くから来てた子。明るい子みたいでもう周りと仲いい!!すごい!本とか映画は友達の中の深め方はあっても、そもそもの作り方とか何を話したらいいかとかなくって困る!!でも、とりあえず話しかけてみよう!
「あのっ、名前なんていいますか?私は桃月褐です。」…あ、急にで引かれちゃったかな。こっちみて固まってる…。
「あははっ、江藤心寧っていうよ。」よかったぁ、びっくりしてただけみたい!
「あ、こっちにいるかわい~い子はゆきちゃん!阿瀬(あせ)ゆき!」おぉー!!
「よろしく、ゆきちゃん!!」
「あ、よろしく!!」かっわいいー!!
「あ、もうタメにしない?」おぉー、言い出しずらいの言ってくれてありがと心寧っ!
「いいねー!!そうしよ?ゆきはいい?」
「うんもちろん!!」やったぁー!!!!
「あね写真撮らない?記念に」
「いいね!心寧のスマホで?」
「うん。褐も大丈夫?」
「うん!!じゃ撮ろ~!!」
「おけ!ハイ!」カシャッ。んぅー、どんな写真が撮れてるだろうか…。変に映ってないよね?…。
「見る?」
「「うんっ!!」」おぉー、かっわいい!!パンダの加工ついてる!変なやつじゃなくてよかったぁ。目の周りに眼鏡みたいな感じで丸があるんだけどみんな似合ってる!黒丸眼鏡おすすめしますっ。
「あ、先生来たから褐は席戻るね~。じゃっ」
「「あ、うん!」」
桜花での友達2、3人目!!大事にしますっ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます