　ある日のこと。

　仕事を終え、家に帰り、ソファに腰かけて……。

　腰かけて……。

　無になった。

　晩ごはん、何食べよう……。

　思いつかない。

　何を食べたいのかも、浮かばない。

　まあお腹は減っているので、適当に済ます。

　そして、またしばらく無になって……。

　やばい、何もしたくないぞ……。

　謎の焦り。

　本をぱらぱらめくるけど、なんだかそんな気分になれず。

　ゲームの電源を入れるけど、すぐに飽き。

　お茶でもいれるか、と思い立ち上がるけど面倒になってやめ。

　あれ……。

　なんにもしたくねえ～～～～。

　でもこのまま寝るのもなんだか負けた気がする～～～。

　友人に相談したら「寝ればよくね?　逆になんで焦るのかわからん」とバッサリ。

　え～～～ん。

　そんな日もある!（得意の強制シャットダウン）　　

　心身ともにポイントがゼロになってるとこうなるんだろうね。

　仕事とか家事とか、体を動かすようなものはHP（からだのちから）を削るし、

　趣味や好きなことに没頭するというのはある意味MP（こころのちから）を消耗するのかもしれない。

　（友人は疲れている時ほど趣味に没頭してしまうらしいからタイプは様々）

　いや、もうなんか余計なこと考えるのやめよ……。

　とりあえず今日は無を極めま～す。（ベッドに大の字）

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