放課後も本を読んでるようでいて あなたをずっと見てただけなの
「なあ、桜。この短歌……」
「いや、私がそうってわけじゃないから。そんな心情を詠んだだけだからね」
両手をぱたぱた振りながらわたわたしている。
「なに慌ててるんだ? この短歌、部誌の帯とかに使っていいか聞きたかったんだが」
「そんなの、勝手に使えばいいでしょ、ほら、そろそろ時間だから今日はもう帰るわよ」
―― 解説 ――
ラブコメっぽいのとか、エモいのとかは短歌の31文字位が限界です。
小話とかでもなんかこう、書き出すのに転げ回りそうで 無理っ! ってなるです。
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