『鄙の地の』で始まる句があるのですが、それが一番好きです。これから羽ばたいていくというのを皆で応援するという温かみのある句だったと思います。俳句を作るのがとてもお上手な印象があるせいか、短歌の中に俳句の季節を喜び歌う姿勢が見え隠れしているような気がします。そのため、季節感のある美しい短歌が多くあるように思います。素敵な詩集です。是非あなたも読んでみてください。