KAC20245 勝負の女の子フィギュア(人形)で、熱い「感想戦」をはなさないで!

冒険者たちのぽかぽか酒場

第1話 将棋ファンの方とか、ごめんなさい。「将棋の感想戦」って、知っていますか?その戦いが、あんなふうになったら、やばい…?

 「感想戦」

 将棋や囲碁での、マスト。

初手から振り返りすべてのコマを手順ごとに並べておこなう、復習だ。

 「レベル高っ!手順を、全部覚えているのか?」

  対決した棋士同士が、こんな会話。

 「ここは、こう指したほうが良かったのでは?」

 「…ですね」

負けた側は、くやしくてならない。

「あのとき、あの手順が踏めたら勝てていたのに!同年代のあいつに、ミスを指摘されるとは!」

 もだえるだろうな。

こんな感想戦があったら、もっとだろうか。

「女の子フィギュアについての感想戦」

 はじまり…。

 「どうも」

 「どうも」

 「自分、この女の子フィギュア推しで」

 「うわ。エロくないすっか?」

 「どうします?」

 「え?」

 「絶対領域は、こんな感じですよ」

 「う…」

 「検討ですね」

 「もう、脱がせました?」

 「…いや。逆に、着せました」

 「逆に?」

「ええ」

「しかし、ちがう手のほうが良かったのでは?」

 「ちがう手?」

 「初手から」

 「はい」

 「あの手で、×××も入れる勇気が必要だったのでは?」

 「ええ?」

 「それか、舌で」

 「舌で!」

 「×××をかき乱す勇気も、必要だったのでは?」

 「…ですかね?」

 「 2次元からの、 3次元移行」

 「しかし…」

 「神の1手を、生むために!」

 「ああ…はなさないで!」

 「…は?私は、あなたを突き放したわけではありませんよ」

「そうじゃないんです!」

「?」

「もう、これ以上、女の子フィギュアについては何も言わないでほしくて…。話さないでと、言っているんですよ!」

 「そういう意味、でしたか…」

 「すみません。自分、いやらしくなっていました」

 「困りましたね」

 「彼女が、自分の×××にたいして、×××で×××になって…。で、2次元フィギュアは、夢の中で×××なんじゃないのかと、かんちがいをしていました」

 「君?何、言ってるの?」

「女の子のフィギュアを、さわりすぎてしまいました」

 「その手は、いけませんね」

お前ら、病院にいけ。

 将棋や囲碁の世界でがんばる人たち、ごめんなさい。










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