第31話 ダークラム マイヤーズ オリジナルダーク
ダークラムは、ジャマイカの「マイヤーズラムオリジナルダーク」を選択。
200ml瓶があって値段も適度だったので、2つ購入した。
ダークラムの中では人気があり、カクテルのベースにも使われるスタンダードなブランドらしい。バカルディにもダークラムはあったのだが、大瓶しかなかったので今回は見合わせた。
色はブランデーよりもさらに濃い褐色で、麦茶ぐらいはありそうだ。
香りをかぐと黒糖のような甘さがはっきりとわかる。メイラード反応の香りとでもいえばいいか。カラメルのような香りと評されているが、まさにその通りだ。他のスピリッツと違って、香りからはアルコールらしさはあまり感じ取れない。
ホワイトラムが上白糖だとすれば、こちらはまさに黒糖と言えるだろう。
ラムの中にはカラメルで色付けをする製品もあるようだが、マイヤーズはそうしたことをしていない。この色の濃さと香りは、純粋に樽の中での熟成を経て生み出された物らしい。
樽の香ばしさが合わさった結果なのか、それとも成分が長時間の熟成でメイラード反応を起こしたためなのかはわからない。
試飲してみると、口に含んだ時の刺激は小さく、するりと入ってくる。飲み込んだ時には喉を焼く刺激は当然あるが、非常に飲みやすい。
黒くて濃そうな見た目に反して、暑いときにもかなりいいお酒だ。カリブ地域でよく飲まれていたのも納得できる。
作った梅酒がどうなるか楽しみだ。甘さ控えめの黒糖梅酒のようになれば面白い。
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