エピローグ

 類は友を呼ぶ。

 クレセアは自分探しを。鳳彩世は成仏出来ずに現世に残ってしまった理由を。それぞれ目的と理由は違うが、いつしか彼女らは行動を共にしていた。


「クレセアさん、今日もお疲れさまー」

「はい、彩世もお疲れ様です。帰宅して早々ですが進捗の報告をしましょうか」



 そこは静かな森のテラス。誰も居ない二人だけの空間。時々、小鳥たちが合唱に来るだけの幸福な時間と共に――。




 人は皆、秘密を持っている。

 それは大小問わずして、形の無いものでも。


 此度も各地を飛び回る。

 あなたが彼女らを必要とする限り、どのような秘密でも代行します。



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告白代行屋のクレセア 猪野々のの @inono_nono

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