第16話 エコつまさんは見た。

その日、暮れかかった天山市のとある場所で、ブラッククラウドの会合が開かれていた。窓の外には、天山駅の明かりも見える。まさかこんな駅のそばで、こんな会合が行われているとは誰も思わないだろう。あの菊川小夜子のいるマナビーゲームネットもすぐ目と鼻の先だ。

参加者が逮捕されて四名減り、情報元だった大山会長も失踪中だというのにボスは全く動じていなかった。

「すべては、グレイ様の計画通りに順調に、絵に描いたように進んでいる。菊川は自分から犯人の一味を捕まえたつもりだろうが、これ自体が計画の一部だということを知ったら、どう思うのだろうか。フハハハ。菊川は刑事の推理に沿って、あそこまで調べ上げたが、分からない時のためのヒントとして大山会長の偽資料まで事前に作ってあったそうだ。謎はギリギり解けないくらいの難しさに作っておき、分からない時はヒントを与えるのがコツだそうだ。ふははは。だから、連絡を待つこともなく、適当な時間に会長役は逃亡し、同時に金も消えた。」

すると、配下の金子が挙手した。

「ボス、かしまし商店街のやつら、動き始めたようですが…。」

「そっちのつぶしは、うちの機動部隊のブレードのやつらにまかせよう。奴らも最近頭脳プレイばかりだから、暴れたくてうずうずしているはずだ。なに、商店街の親父なら、2、3人大けがを、負わせて病院送りにすれば静かになるさ。それより、山形の方はどうだったんだ、京極よ。」

どうも、あの黒縁メガネの銀行員は、今日は、ジャージ姿の地域民といった格好で、メガネもしていない。ぱっと見同じ人間には、見えない。

「はい、現地はサラ地で、これと言った痕跡もなかったのですが。手掛かりになりそうなものが2、3あったのできれいに消しておきました。町内会のちずや名簿を処分して、近所のおばさんたちには町のショッピングセンターのクーポン券を渡して、無理やり留守にさせました。よほどのことがあっても分からないでしょう。」

ボスは喜んで計画を話しはじめた。

「そう、大金を持ち逃げした大山会長こそが、仮想人間の実験体一号だ。行方不明の人間の山形県の戸籍から作り上げた、実際にはいない人間だ。偽の会長としてあのマンションに住んでいたホームレスのバイトは、金だけ置いて、今頃西日本のどこかにいる。金はちゃんと、こっちにわたってる。つまり、菊川が告発することにより自由に使っていい金が自働的にこちらに転がり込んだわけだ。金が入って、計画が動き出した。先週、我々が新しく作ったNPO法人「アジアの地域振興の会」が、正式にNPO法人の許可を取った。しばらくは、おとなしくして東南アジアのコーヒー栽培と現地雇用に真面目に取り組み、その後で悲劇の従業員を演じる。いないはずの大山会長がまた偽名を使って黒幕となってまたどこかで何かをたくらんでいるというストーリーさ。だが、大山会長が百億持って姿を消すのは、2年後だ。あと二年頑張れば、我々は、大金を持ってドロンできるわけだ。」


「あら、そうはうまくいくかしら?」

「だれだ!」

階段をガタガタいわせて、一人の人影がやってきた。そして、入り口のガラス戸をガラッと開け、部屋の照明のスイッチを全部オンにした。薄暗い部屋の中は、あっという間に明るくなった。

「天山署、捜査一係、白峰流石、刑事です。まあ、でも、この三ツ星会館、そーっと忍び足で昇ってみたつもりだったけど、建物が古いからばればれね。さて、ついに正体を現したわね。ブラッククラウドのみなさん。」

明るくなったその部屋は、かしまし商店街の三ツ星会館の二階だった。そして、そこの大きな会議机に並んでいたのは、あのカピバラのおやっさんこと梶原さんをはじめとするパトロールの腕章をつけた青少年育成連絡会のメンバーだった。

「エコのために、必要以上に電気を付けないとか言っていたけれど、ここにきてはっきりしたわ。変装をごまかすためだってね。

すると流石の後ろから柴田と丸亀がやってきた。」

丸亀が全体を見回して一言言った。

「おかしいと思っていたんだ。身内でなければ知らないようなことを犯人がみんな知っているのを。こういうことだったのか。しかも調べてみれば、この青少年育成連絡会とは市の関連団体とは全く関係なく、おまえたちが勝手にボランティア団体として結成し市に届けた団体だった。」

流石が、鋭い目つきでまくしたてた。

「あなたがただったら、商店街のことは筒抜けだ。それに、あなた方が公園で怪しいバイクの若者を見たと言えば、誰に聞いても誰も見ていない。スタジアムバトルのときだって、餃子の山ちゃんを無理やり119番に電話して、病院送りにして餃子を焼けなくしたのはあなたたちでした。あやしい男が台本の箱を盗んだようなことを言ってたけど、そんな男は最初からいなかったし、台本の箱は言っていた場所とは逆の通路に隠してあった。あなたたちが理由もなく大型送風機のまわりを歩いていたので、駆け付けたら、やはり、ダイヤルがいじられていて、大けがをするところだった。つまり、あなた方はいつも一番味方だと思わせて、嘘ばかりを並べていた。こちらの捜査を妨害し、みんなにひどいことをし続けた。そうですよね、カピバラのおやっさん、いいや梶原!」

しかし、カピバラ梶原は、おっとりしたあの顔で空とぼけていた。

「何を馬鹿なことを言っているんですか?悪い冗談はやめてください。」

すると流石は部屋の中に入ってしゃべりだした。

「今、天山署には4人の詐欺師が逮捕されている。でも奴らは同じ個人情報を使っている同じ組織の仲間なのに、携帯の中の通話記録もメールも、組織に関するものは一切ない。最初から空っぽ状態なんですよ。つまり、組織の仲間がわからないように、携帯などを一切使わない掟があるのでしょう。だが、だとしたら、どうやって連絡を取るのか、それがずーっと謎だった。何のことはない、毎日のようにここに集まり、悪事を相談し、夜の街をパトロールと称して歩き回り、好き勝手なことをしていたわけだ。誰もあなた方の素性を疑わないが、誰一人あなた方の素性を知らない。それをいいことに、地域民として毎日のようにここで会っていたわけだ。

すると温厚なカピバラ梶原が表情を硬くした。

「いい加減にしてください。根も葉もないことを言われたら、いくら私でも怒りますよ。」

しかし、流石はしゃべるのをやめなかった。

「もう一つどうしてもわからなかったのは、なぜかしまし商店街の優勝を邪魔したかです。でも大会が終わってやっとわかった。かしまし商店街には、夢があった。優勝したらその賞金でこの三ツ星会館を市から譲り受け、特産品を売り出すステーションにしようという夢です。もし、その夢が実現したらこの三ツ星会館は本格的な店舗になって、今のようには使えなくなる。そうすると困るのはあなた方ですよね。ここは管理は商店街なので、借りる時に他の公民館などと違って、顔なじみなら身分証もいらない、商店街の人に言っておけば誰も上に上がってこない、誰か来ても構造上すぐわかる。隠れ家にはもってこいですよね、ブラッククラウドのみなさん。」

梶原は顔を真っ赤にして、立ち上がった。立つともともと大柄で迫力がある。

「証拠もないのに、いい加減なことを言うなら、私たちは帰りますよ。いいですね、みなさん。」

でも流石が目で合図すると柴田がさっと部屋の奥に歩き出した。

流石が部屋の照明をさっと元通り、薄暗くした。柴田があらかじめ運び込んでおいたプロジェクターのスイッチを入れた。

「おお…。」「証拠ならありますよ。こちらをご覧ください。」

横の壁に取り付けられたホワイトボードに何か画像が浮かび上がった。

それはGメン京極が新幹線の窓際で何か地図を見ている横顔だった。写真の下には日時が記録されていた。流石が説明を始めた。

「これは、山形に行ったとき、自分より一本先の新幹線を偶然見た時の写真です。ほら、京極さんが窓越しに移っていますよね。最初、なんで京極さんがそこにいるのかわからなかった。すぐに京極さんの銀行に電話をしたら、銀行にいると本人は答えたわ。私がホームから見ているのも知らずにね。嘘までついて、何が目的なのか。でも、よく考えたらわかったんです。現地に着いたら、更地だったんだけど、町内地図は、破り取られているし、なぜか近所の人が急に呼び出されたとかで、誰もいないから聞き込みもできない。だれかが情報をつぶして歩いたとしか思えない。それを京極さんがやっていたんですね。もしも本当のことがわかったら計画が台無しになるってね。そう、大山会長なんて人物は元からいない。あの時、京極さんつぶやいてましたよねカソウニンゲンってね。あのあとやっと意味が解りました。」

だが、ホワイトボードには、さらに次の写真が映し出された。

「京極さんは、車内で私とすれ違った時、メガネをしていなかったせいか、私に気付きませんでしたよね。でも、メガネを取った顔が、どうも見覚えがあったんです。これを見て下さい。」

次に移った写真は曽根崎と清水の撮影した商店街の集合写真だった。

「先日タウン誌のカメラマンが撮ったかしまし商店街の集合写真です。この一枚は、近くで散歩中の犬が猫を見つけて大きな声で吠えた時のものです。みんな、何かと驚いて、一瞬みんなカメラマンの隣にいた犬の方を見ている。その中にいたんですよ、メガネを取ってジャージを着た、京極さんがね。」

さらに京極の周辺の人物が大きく拡大されて映し出された。みんな青少年育成連絡会の集団だ。

「Gメン京極さんはいるはずのない場所に二回映っているんですよ。私を妨害するために新幹線で一回、そしてこの三ツ星会館に変装してくるためにもう一回。」

なんで、一本後の新幹線に乗っていたあの女刑事が、俺の写真を撮れるんだ?わざわざ白峰流石の乗る列車の時間を苦労して聞きだし、それより一本速い電車に乗ってぎりぎり証拠を消して歩いていたはずなのに…。ジャージ姿でこの部屋に来ていた京極は唖然として声も出なかった。

それに二枚目の写真はカメラごとぶち壊して、消したはずの写真…なぜ、そんなものが…。」

「これも意味が解らなかったんだけれど、大きく引き伸ばしたら、続々と知っている顔が出てきたんですよ。みんな変装してわからなくしてあるけれど。こっちで捕まえた詐欺師軍団はやとわれの三高以外はみんな確認できました。ほら、ラッキー荒木さん、こっちはルーン秋月さん、配達員の通称ファントムもちゃんと映っている。」

もう、梶原は別人のように表情を硬くしている。大柄な体が小刻みに震えている。

「だから何だというのだ。」

「これで、捕まった人だけじゃない、ここにいる人は、みんな悪だくみの仲間だってことがそこから確認できたんです。それだけじゃない、さらにあんたがたがやんちゃしていたストリートギャング団のころ、最後に大きな事件を引き起こして大量に補導されましたよね。その頃の古い写真ともほとんどのメンバーが一致しましたよ。まちがいない、ブラッククラウドのみなさんですね。」

すると梶原は立ったまま怒鳴り始めた。なんだかすごみさえ感じさせる。

「私たちは、こんなでっち上げの捜査に応じる義務はない。みなさん、帰りましょう。」

「無理だ。もう、お前たちは、逃げられない。」

戸口の所に立った丸亀がその前に立ちふさがった。

「はは、拳銃でも使う気か?俺の後ろには十人以上人がいる。あんたらの仲間も失敗すれば大変だぞ。」

ついに本性を現した梶原、上着を脱ぐと、その下は、筋肉モリモリのTシャツ姿だった。

「安心しろ、こんな人が多い屋内で銃など使わんよ。」

「なんだと!二度と口を聞けない体にしてやる!!」

「よかろう、来るがいい。」

一方の丸亀はまるで石像になってしまったように、どこにも隙がない。すると、京極がさらっとつぶやいた。

「いいのかい?三年前に六本木でプロレスラーが再起不能にされた事件、真犯人はこの梶原のボスだぜ。ボスは黒道空手の有段者でプロボクシングのけいけんもあるんだぜ。」

呼び名だけなら、カピバラ対丸亀、大ネズミ対丸いカメだが、もう、目の前にいる二人は、狂える巨像対巨岩の番兵といった感じだ。

「もらったー!」

その巨体に見合わずすばやい突進。梶原は大きく踏み込むと鋭い右フックを打ち込んだ。

「なに?」

丸亀の体が、一瞬横に平行移動したように見え、強烈なフックは空を切った。

「おもしろい…?」

さらに高速のジャブから流れるようなストレートが放たれた。だがほんの数ミリほどのところですべてのパンチがかわされてしまう。

「このおいぼれが…合気道か…?だが、よけてばかりではこのおれは倒せない。」

そう言ってカピバラは連続蹴りを山車、バランスを失った丸亀に、必殺の強烈なパンチを入れたのだった。

だが、その時にはその太い腕は関節を逆に撮られていたのだ。そしてその直後。

「うわああああ!」

梶原の130キロの巨体が大きく弧を描き、宙に舞った。

そして大きな音とともに床に無様にたたきつけられた。さらに丸亀は梶原の首のあたりを手加減なく踏みつけた。吠える梶原。

「調子に乗りやがって!」

「無駄だ。肩と首を外してある。へたに動くと、死ぬぞ。」

本当だった梶原は激痛に寝返りさえも打てなかった。しかも首は横をむいたままピクリとも動かないのだ。ブラッククラウドのメンバーたちでさえも、血の気が引くような戦慄を覚えた。

「畜生、こうなったら、どうにでもなれってんだ。」

「ちょっと、京極、いったい何をするつもりよ。やめて、やめてよ。」

京極は小さなナイフを取り出すと、突然、隣の席に座っていた女性のメンバーの喉にナイフを突き立て、叫びだした。だが、よく見ると、眼があちこちを冷静に観察している。切れたように見せかけて、脱出方法を考えているようだ。

「柴田!」

流石が、使っていたプロジェクターをさっと京極に向けた

「うわっ!」

暗い室内で強い光を浴びた京極はあわてて目を押さえた。

「く、くそー。」

気が付くと、ナイフは柴谷もぎ取られ、真っ先に手錠がかけられた。

流石が合図をすると、警察官たちがダダダっと階段を昇って部屋の中に詰め寄せた。窓の外もいつの間にか警察官で埋まっていた。

「それから、私たちが二階に上がってくる1時間以上前から、この部屋は監視カメラで撮影してあります。私が来る直前まで、ここでやっていたブラッククラウドの会議が、既に保存されています。その映像と音声を商店街の別の場所で確認してから上がって来たんです。いくらごまかしても、遅いです。」

柴田が、大会が終わったからと二階に運ばれていたエコ妻さんのぬいぐるみに手を伸ばした。その目の部分に小型の高性能監視カメラがはめ込んであったのだ。

「うう、気が付かなかった…。」


次々と拘束され連れて行かれるブラッククラウドのメンバーたち。

ボス、梶原も、関節を戻され、手錠をかけられた。ここに集まっていたメンバーは全員逮捕され、連行された。だが…。

「ハッハッハ、ワァッハッハハハハハハ…。」

京極は、大きな声で突然笑いだし、最後に流石をにらんだ。

「これで終わったと思うなよ。」


次の日、チーム白峰は、事件の全容解明に向けて反省会をしていた。チームリーダーの流石が、アメリカとの協定で要人警護に出かけるのはもう翌日に迫っていた。特別警備の要人警護はなんと世界中で白峰流石以外にはできない特別な任務であった。

実は彼女の叔父である物理学の白峰教授の周囲では、小さな自己が多数目撃され、放っておくと大惨事に発展したりすることが多く、教授は人間兵器、パニックガイとも言われている。じ空間を越えて起こる偶然の事故は解明不可能とされ、彼は物理学的なある種の病気だと診断され、クライシスシンドロームと命名されて研究も行われている。教授のそばではちょっとしたことで人がこけたり、バナナの皮を踏んだり、ピザが飛んだり、壁に激突したりという小さな事故が起きる。さらにそれを放っておくと、交通事故、家事、ミサイルの誤射、さらに、地震が起きたり、台風の進路が変わったりと、なぜかクライシスバンと呼ばれる恐怖の連鎖が起きやすいのだ。敵国に彼を送り込むだけで大きな打撃を与えることさえもできる!彼はそのままでは非常に周囲に危険をもたらすため、普段はアメリカ軍の管理下に置かれている。自信も台風も来ない内陸部の隔離された施設で、なるべく人と関わらないようにしながら、静かに自分の研究に打ち込んで暮らしている。

だが、学会に参加などの用事で教授が日本を訪れる場合などに流石が呼ばれるのである。そう、なぜか血縁者が5m以内の近くにいると、クライシス・バンと呼ばれる大惨事は起きないのだ。

「じゃあ、私はこれで出かけるわ。明日から数日間、叔父様の警護に行ってきます。柴田、丸さん、何か気になることがあったら、今のうちに…。」

すると、柴田が例の違和感について話しはじめた。

「ボスの梶原が監視カメラ画面で言っていましたよね。すべては予定通り…?だから何の問題もなく社長たちは逮捕され、大金が闇に消えた。すべてが流れるように進んだのが私には、違和感となって押し寄せた…。今回は監視カメラもうまく行き、ブラッククラウドの主要メンバーは根こそぎ逮捕したんですが…。あの京極は今も全く口を割らないけれど、なんというか余裕と言うか、まだあいつ何か隠しているような気配なんです。まだ、違和感が抜けきらないんですよ。

すると丸亀もおかしなことを言い始めた。

「あいつらが若いころ大量に補導されたダークフライデーの事件の時に、つかまっていなかったもう一人のボスがいたという噂だ。そいつは盗んだ麻薬をもったまま逃げ切ったらしい。奴に関しては何の資料もない。今回の一連の事件にもかかわっているらしいのだが、グレイという名前以外、まったく影も形もない。どうもそこがすっきりしないのだよ。」

実際に偽の大山会長を演じていた男はすぐに、身柄が拘束された。だが、なんとほんの数日間あのマンションの留守を頼まれただけだということが判明し、金は知らないという。数千万円の現金は消えたままだ。確かにマナビーゲームネットの経理のデータの上では、一度会長が現金化し、あのマンションの金庫に置かれていたようになっている。では、どこに行ったのか?実は会長は別にいるのではないかと言う説までではじめたくらいだった。奴らはどこまでずるがしこいのか…。

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