第40話

「今日はどうするの?」

朝ごはんを食べ終え、片付け終わったタイミングで岩本が聞いてきた。

「どうしたい?」

健一朗が聞き返した。

「何がある?」

岩本が首を傾げながら言った。

「何があるかと言われてもね……。」

僕たちは顔を見合わせて、固まった。

ここら辺は比較的町だが、少し移動さればすぐに見渡す限り田畑しか無いような場所に出る。なので、先輩たちに聞いても、休日はバイトをしているか、家でゴロゴロしているかの2択であり、たまに、釣りに行ったりすると言われたがその程度である。僕たちも休日はバイトをするか、課題をするかぐらいしかすることがなく、結局僕の家に集まった駄弁ってることが多いような気がする。

「あの、それならこれ行きませんか?」

佐々木さんがURLを全員のスマホに送ってきた。

「良いね。」

「健一朗、行ける?」

「問題ないよ。」

「それじゃあ、準備して出発しようか。」

「「「「「は―い!」」」」」

というわけで、健一朗の車に乗り込み出発した。

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