りらびえ
霧這
Not my cup of tea
街路樹で 冷たい行方を待つ
寒さは早退を繰り返して
暖かさは休みがち
小さくなって霜で傷むではないか
天気にすれば余程 人手不足なのだろう
昨晩の温度で 軍曹が転がっていてた
山の方で積もる新雪は
せっかちすぎて
うまく溶けず浮いちゃう粉のスープに似てる
春が延長を報せるパンザマスト
嘘をついて街を出る時間だ
ニセモノの春が私の帰りを待っている
日陰が無いから全部 居場所
冷えモノ同士 温度を足し算して
ねえ、リラ
花のマジナイだけじゃ足りないでしょ
なぜ、リラ
歓楽街 タバコの吸い殻で咲くなんて
りらびえ 霧這 @Sachi8hyA9sya7
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます