二次盗作?灰かぶりの少女>シンデレラ姫とドリゼラ姉さん

七星剣 蓮

第1話 灰かぶりの少女

作者 武緒さつき♀


 武尾さぬき先生の白と黒の聖女第一話を先にお読みください。

https://kakuyomu.jp/works/16817330655920324577/episodes/16817330655920347304

三話程度の助走のあと、登場人物と多少の設定以外の9割を武尾さぬき先生の白と黒の聖女よりそのまま拝借し、人物名を入れ替えるだけでまったくの別世界を描きます。

主人公はみなさんよくご存じの灰かぶりの少女。

武尾さぬき先生!有名税ということでご容赦ください。


なお、武尾さぬき先生には許可はとっておりませんので先生のご不興を買った場合には直ちに非公開、幻の作品としてお蔵入りになりますのでこの機会を逃さないようにお読みください。


プロローグ

王立図書館の一角


 美しい豊かなブロンドの髪を無造作に三つ編みにした少女が静かに本を読み、羽ペンで書き写していた。


 ずいぶんと古い分厚い本で痛み具合からゆうに数百年は経過したようにも見える。


 古代ゴンドアナ文字で書かれているようだが、著者名は消えかけててかろうじて最初の文字、「7」に相当する部分だけが判別できる。


 本文もほぼ同レベルでところどころ判別不能な部分があり、黒と白の混ざった羽ペンで書き写しているようだが捗らない。


 「あーもう!イライラする!」


 突然癇癪を起こした少女は貴重そうな古書をテーブルの上から床に払い落とす。


 「シーラ様!いけません!これは国宝級の書物なのですよ。」


 侍女らしき亜麻色の髪の女性が青ざめて拾い上げる。

 今の衝撃で綴じ糸が何本か切れ、裏表紙が千切れかける。


 その時、古書から一枚の羊皮紙が落ちた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る