第17話

 片桐さんが倒れた時に、リーリが言っていた言葉を実行に移し、本稼働の打ち上げを行うことになった。

 

『それでは、稼働が始まって少し経ちましたが、無事に開所出来たことを祝し、そして無事に軌道に乗ることを祈って、乾杯!』

 

 Noraちゃんはカシスジュース、片桐さんとリーリ、私はワインで乾杯する。

 この4人で集まるのは片桐さんが倒れた時以来で、片桐さんは「あの時は本当にありがとう!」と、今日のおもてなしを企画してくれた。

 

『このテラス、使いやすくていいですね。急に雨が降っても凌げます。』

 

 片桐さんのコンドミニアムのBBQテラスには屋根が付いていて、スコールが来てもびしょ濡れにはならなさそう。施設の準備は片桐さんとNoraちゃん、食材の買い出しはリーリと私が担当して、準備も楽しかった。

 

『初めて使ったけど、予約もアプリで簡単に出来るんだよね。日本にもこういうシステムあるといいのに。』

 

 こういうマンションがあまり無い気がする。いや、あっても高すぎて縁遠いだけかな。

 

『片桐さんは工場長になられて、ここに定住を決めたんですか?』

 

 片桐さんは「ゴホン!」と咳払いをすると、注目を促す。

 

『実は、Noraさんと結婚を前提にお付き合いをすることになりました!ゆくゆくは結婚して、この国で新居を構え、家庭を築いて行きたいと思っています!劉さんに島田さん、その節は相談に乗ったりしてもらって、本当にありがとうございました。』

 

 私とリーリは満面の笑みで拍手を送った。Noraちゃんはとても幸せそうに照れながら笑っている。

 

『まだ壁にはぶち当たってないですか?』

 

『片桐さんは私のことをムスリムだと思っていて、私と付き合いたいからイスラム教に改宗しますって言ってくれました。私にちゃんと確認してくれれば悩まなくて済んだのに、とは思いましたけど、そこまで考えてくれたんだって、嬉しかったです。宗教の壁はとりあえずは越えられそうです。』

 

 片桐さん、夢か現実か分からないとか言いつつ、ちゃんと現実的に考えて調べたんだろうな。

 ちょっと歳が離れてるし、可愛くてしかたがないといった様子でNoraちゃんを見ている。

 

『文化の壁も、2人の歩み寄りでそんなに感じてないし、一番大切なことは、笑顔で一緒に過ごしていけるかってことだと思ってるからさ。Noraさんが傍にいてくれると、俺は笑顔になっちゃう♡』

 

 聞いてるこっちが照れるような発言だけど、Noraちゃんは凄く嬉しそうに『私も♡』と言って見つめ合っている。

 

『お似合いのカップルだと思いますよ!応援してます。』

 

 リーリが2人を2人の世界から引き戻し、バーベキューを再開する。リーリは思っていた通り、網奉行だった。焼き加減を真剣にチェックしている。

 

『ユーユ、これ、焦げそう。』

 

『はい、ひっくり返しします。』

 

 何気ない会話に片桐さんが「えっ?」と反応する。

 

『「ユーユ」?なにそれ!えっ?』

 

 リーリは「しまった!」という表情で片桐さんから顔を背ける。

 

『2人って付き合ってるの?いや、そんな気はしてたけど、仕事中は至ってビジネス的なやり取りだから、あれ?付き合ってないのかな?とか思ったり、どうなんだろうって気にはなってたんだよね。今のは絶対、恋人のやり取りだよね。あだ名で呼びあってるとか、可愛い!あの劉さんが?可愛すぎるっ!』

 

 リーリは顔が真っ赤になって、カシスジュースをゴクゴクと飲むと、「ふぅー」と深呼吸をした。

 

『茶化さないでください。真剣にお付き合いしてるので。』

 

 リーリが片桐さんの目をじっと見つめて言い放つと、Noraちゃんが『きゃー♡』と言って私に抱きついてきた。

 

『島田さんは劉さんのこと、なんて呼んでるの?』

 

 思わずリーリを見る。凄く恥ずかしそうなので、『秘密です・・・。』と言って教えないことにした。

 

「めっちゃ気になるー!」

 

 片桐さんは心の声を日本語で叫んだ。

 

『何て言ってるの?』

 

『凄く知りたいって。』

 

 リーリは優しく微笑むと、耳元で囁く。

 

『呼び方は秘密にしてくれてありがとう。僕らの関係をこの2人に知ってもらえたことは、嬉しい。』

 

 今度は私が照れてしまって、片桐さんにニヤニヤされた。

 

『将来的には真悠子さんがこっちで暮らすんですか?そうなるといいな♡』

 

『その方向で考えてはいるけど、目の前の仕事が山積みで・・・。しばらくは遠距離になりそう・・・。』

 

 遠距離って考えるだけで、やっぱり寂しい。

 

『今は連絡を取る手段もたくさんありますし、会えない時間が愛を育てることもあると思います。私も、劉さんと真悠子さんのこと、応援してますね!』

 

 寄り添ってくれるNoraちゃんに抱きつく。遠距離を乗り越えるとか、もうそういう次元じゃなくて、その状況をどうやって改善していくか、だ。

 

『どうしても逢いたいときは、日帰りでも会いに行くよ。』

 

 ここから日本までの移動時間は9時間もかかる。日帰りなんて現実的じゃないけど、そこまで言ってくれる彼の心意気が嬉しい。

 

『台湾あたりで落ち合うのも良いかもね。』

 

 片桐さん、なかなか素敵な提案するなぁ。

 

『台湾、行ってみたいなぁ。』

 

『じゃあ、いつか行こう!』

 

 リーリと微笑みあってると、『良いじゃん、良い雰囲気!俺も応援してるからね!』と片桐さんがワインを注いでくれた。

 

 その後も、日本人がマレーシア人と結婚するときはどうするのかとか、社内恋愛なので結婚後の働き方はどうしていくといいかなど、楽しく笑いを交えながら、現実的で具体的な話をして、楽しい時間が過ぎていった。

 

 

 バーベキューがお開きになり、片付けが終わると、リーリと私はタクシーで帰ることにした。

 

『車、出せばよかったかな。』

 

『リーリは食事の時、お酒飲みたいでしょ?』

 

 いつしかプライベートの時の話し方はカジュアルな感じになって、恋人らしくなってきた気がする。

 

『うん。美味しいよね。次は僕の家でディナーしよう。2人でね。いつが都合良い?今度の休みの日は?』

 

 スマホのスケジュールアプリを開いて確認しようとすると、画面を覗いてきた。

 

『あれ?この日、誰かの誕生日だったの?』

 

 5日前に「Birthday」と表示があった。

 スマホの初期設定で登録した自分の誕生日だった。

 

『この日は、私の・・・。』

 

『・・・え?ユーユの!?どうして教えてくれなかったの!?えー・・・。』

 

 ものすごく悲しそう・・・。

 もう自分の誕生日なんてただ過ぎていくだけになっていて、わざわざ教えるという意識が働かなかった。

 

『ごめん!気づいたら過ぎてて。誕生日、教えあってなかったね。』

 

 リーリはすぐに自分の誕生日を教えてくれて、私の誕生日もスマホに入力していた。西暦も聞いたら、リーリは私より1つ年下だと分かった。

 

『次の休みの日、ユーユのバースデーをお祝いしよう!2人でね!』

 

 さっきから「2人で」を絶対入れてくるところが可愛くてキュンとなってしまう。お礼を言って、次の休日に「誕生日イベント」とスケジュールアプリに登録した。

 

 

 仕事中も、スケジュールアプリを開くたびに、次の休みの予定が目に入って、ちょっと顔が緩む。気を引き締めなきゃ!

 深呼吸をして気持ちを仕事モードに切り替える。本稼働後の修正もほとんど終わったし、仕様をまとめて説明書を作れば帰国できそう。

 仕事で来てるんだし、早く帰るのが辛くても我が儘は言ってられない。

 

 帰国を早める案を相談するため、私に応援を要請してきた海外事業部の佐野常務、田川部長、片桐工場長、そして劉課長、私の直属の上司の飯田部長に会議の召集メールを送った。

 全員のスケジュールが空いていたのが今日の16時で、日本時間は17時と少し遅い時間になってしまったけれど、飯田部長以外のメンバーからはすぐに承認のメールが帰ってきた。

 飯田部長、メールはマメに見る方なのに、どうかしたのかな?

 

 少し待つことにして、仕様のまとめ資料を作るために工場に写真を撮りに行ってデスクに戻ると、ちょうどメールの受信があった。

 飯田部長だと思いすぐにメールを開くと、送り主は意外なところだった。

 

 "総務部コンプライアンス企画室"・・・?

 

 文面を読むと、鈴木くんとは書いていないものの、明らかに鈴木くんがAさんとして書かれている。飯田部長がAさん及び周辺の社員に不快な思いをさせ、会社の秩序、風紀を乱す行為をしたことが客観的にも認められたらしい。

 

 鈴木くんたち、そんなに酷いことになっていたなんて・・・。

 すぐにグループ通話で繋ぎ、状況を確認すると、柴田さんが細かく経緯を教えてくれた。

 鈴木くんにはお休みしても良いと言ったけれど、たぶん彼のことだから責任を感じて休まないだろう。やっぱり、日本に戻るのを早めるのはマストだな。みんなには少しでも不安を軽減してほしくて、具体的に1ヶ月くらいは帰国を早められそうだと伝えた。

 

 16時になり、片桐工場長と劉課長と一緒に会議室に入り、日本の佐野常務、田川部長とのWeb会議に臨む。

 

「お忙しいところお時間いただきありがとうございます。議題は、今私が携わらせていただいている応援の期間を短縮したいという内容です。」

 

 日本語のため、片桐工場長が劉課長に通訳をしてくれている。

 

「飯田部長がここに来ていない件も関係しているんでしょうか。」

 

 佐野常務は飯田部長の件を知っているのか、深刻な表情でカメラに写っている。

 

「はい・・・。システム部新規開発課は課長の私が日本に不在で、更に部長の席が不在となると課員が不安でしょうし、私も心配です。こちらでの業務に目処が経ちましたので、出来れば予定より1ヶ月ほど早く帰国をしたいのですがよろしいでしょうか。」

 

 片桐工場長が、こちらの業務での負荷に問題ないかを劉課長に確認している。

 

『島田課長が本稼働の前にたくさん準備をしてくれました。そのお陰で修正も想定より少なく、負荷としては問題はないと思います。一部、日本からリモートで対応していただくことはあるかもしれません。』

 

 劉課長と目が合う。彼からの仕事の評価は嬉しいけれど、笑顔にはなれなかった。

 片桐工場長は淡々と通訳をして、なんとも言えない表情で腕を組む。

 

「事情もありますし、帰国を早めていただいて構いません。航空券の手配はこちらでしておきますので、ホテルの変更だけ、ご自身でお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

 田川部長が細かい対応も引き受けてくれた。

 

「島田さん、今回の応援、本当にありがとうございました。日本に戻られたら、ご挨拶に伺いますね。」

 

「いえ、こちらこそ勉強になることばかりで、本当にありがとうございました。楽しかったです。」

 

 カメラには笑顔を向けてWeb会議を閉会し、モバイルパソコンを閉じる。

 

『劉課長、ありがとうございました。』

 

 劉課長は首を横に振って、『仕事仲間としては当然の回答だよ。』と言って、ため息をつく。

 

 片桐工場長は本気で泣いている。

 

『なんで片桐さんが泣いてるんですか?』

 

『「だって!だってぇぇ・・・。切ない」。問題ないって言ってるときの劉課長、見てられなかった。』

 

 私もため息が出る。この対応が正解なのは分かっているけれど。確かに、切ない・・・。

 

 

 

 帰りはいつものように夜市につれてきてくれた。リーリはいつものように私をテーブルに座らせて、食べ物を買ってきてくれる。

 

『ありがとう。』

 

 まだ少し落ち込んでいる私に、リーリは自分が被っていたキャップを被せる。

 

『そんなに落ち込まないで!寂しいけど、前向きに生きなきゃ。離れてたって、僕はユーユの恋人だし、一番の理解者になりたい。』

 

 頷いて笑顔を作ると、ニコッと笑ってくれた。


『前は僕のことも心配してって言ってたのに。』

 

『それだけ落ち込んでる姿を見られれば、充分だよ。僕のこと、好きなんだなって分かると嬉しい。』

 

 しっかりと手を繋いでホテルに送ってもらう。ホテルが見えてくると、リーリが立ち止まった。

 

『ねぇ。ホテルの変更は自分でするんだよね?次の休みの日からキャンセルして、僕の家に泊まって欲しい。』

 

 ダメとは言わせないような気持ちのこもった視線に、頷くしかなかった。

 

 

 

 そして次の休日、リーリの希望通りにホテルをチェックアウトした。長期連泊していたからかキャンセル料はかからなかった。

 顔見知りになったホテルのスタッフにお礼を言って、大きなスーツケースを転がしてエントランスを出ると、車を横付けにしてリーリが待っていた。

 

『忘れ物はない?』

 

 頷いてスーツケースを車に乗せようとすると、ひょいっとトランクに積んでくれて助手席のドアを開く。初めてのデートの時みたい。

 

 リーリのアパートに到着して部屋に入る。今日から泊まるのかと思うと、ものすごく緊張する。

 この前は入らなかった寝室に案内され、そこにスーツケースを置いてくれた。 

 お礼を言ってリーリを見上げると、ぎゅっと抱き締められて、私も、彼の背中に手を伸ばす。

 

『もう限界だった。ずっとこうしてたい。』

 

 力が強くて、息苦しいのに心地いい。

 また、ずーっと同じ体勢で抱き締め合い、だんだん落ち着いてくると可笑しくなってくる。

 

『ハグで充電してるみたい、ふふふ!』

 

 笑って顔を上げると、チュッと唇に柔らかい感触が降ってきた。ビックリして顔が熱い。

 

『しちゃだめだった?』

 

 初めてのキスに、不安を覗かせる。

 

『ううん、なんか照れて恥ずかしい。』

 

 リーリはもう一度ぎゅっと抱き締めて、『じゃあ、慣れるまでしよう。』と囁いてきた。

 

 全身がドクドクと波を打ち、心臓が痛い!

 

 私がかなり狼狽えていたので、リーリは『まだ昼だから、夜ね!』と言って離れてくれたけれど、なんだか不安になって、彼の背中に抱きついた。

 

『私はこういう愛情表現にどう対応して良いのか分からなくて・・・。上手にできなくて、ごめんなさい。』

 

『可愛いっ!そんなの気にしなくていいよ!ちょっとずつ慣れていこう。』

 

 ほっとして離れると、またチュッとキスをされた。だんだん、キスをされるのが嬉しくなってきた。

 

 近所のスーパーまで歩き、ディナーの食材を調達する。こっちの通貨のリンギットにもだいぶ慣れてきて、物価の違いを見るのも面白い。

 カートを引くリーリの少し後ろをついて行きながら、夫婦になったら、いつもこんな感じなのかな、とぼんやり考える。

 彼はたまに振り向くと、笑顔で『これ、美味しいかな。』とか、『欲しいものある?』とか聞いてくれて、スーパーでの買い物ですら楽しくて仕方がない。

 ここはリーリがよく来るスーパーのようで、レジのお姉さんに、私のことを『奥さん?』と聞かれていた。

 

『これから結婚します。』

 

『あら、そうだったの?新婚生活楽しみね!』

 

 リーリから「結婚」という単語を聞いたのが初めてで、そっか、結婚するんだぁ、と、今までぼんやりしていた未来が輪郭を現し始めた。

 

 

 アパートに戻ると、リーリは私をソファに座らせ、『好きな映画でも見てて!』とリモコンを渡し、キッチンに籠ってしまった。

 映画なんてかなり久し振りに観る。配信サービスの一覧を眺め、社会派ヒューマン系の作品を選んで観ていると、感動の物語に号泣し、涙が止まらない。


 リーリが心配して見に来るほど泣き声が漏れていたらしい。

 映画で泣いてるのが分かるとほっとした様子で、頭を撫でて『もうすぐできるからね。』とおでこにキスをしてキッチンに戻っていった。

 泣き疲れてぐったりしていると、リーリに呼ばれたのでダイニングに向かう。

 

『えっ!凄いっ!これ、全部リーリが作ったの?』

 

 テーブルの上の料理は、フランス料理のような盛り付けで、見た目も凝っている。

 

『料理は得意なんだ。さあ、座って!バースデイをお祝いしよう!』

 

 スパークリングワインで乾杯して、崩すのが勿体ない料理を少し取って口に運ぶ。

 

『凄く美味しい!口の中でとろける!』

 

 美味しすぎる・・・。料理得意です、のレベルの範囲なのかな、これ。私の料理は大丈夫なのか心配。

 

『やっぱり、ユーユが食べてるところ、凄く好き。僕も幸せになる。』

 

 笑いながらの食事に、私もじわじわと幸せが込み上げてくる。いつもは一人の夕食。笑って食べることなんて、無いなぁ。

 

『リーリ・・・』

 

 視界がぼやけて、涙が流れ落ちていた。

 彼は、ん?と私の方を見ると、慌てて駆け寄り、強く抱き締めて、涙を拭いてくれる。

 涙の理由は、聞いてこない。

 

『・・・ユーユ。結婚しようよ。』

 

『私で良いの?結婚、怖くない?また、好きだったはずなのに、ってなるかもしれない。』

 

 彼は膝をついて、しっかりと私の目線に目を合わせた。

 

『怖くないよ。前の結婚とは相手が違うし、自分だって昔の自分じゃない。そう思うようになったのは、ユーユと出会ってからだけど、そう思わせてくれたユーユは、運命の人だって確信してる。だから、ユーユも勇気を出して欲しい。僕は前の結婚相手じゃない。絶対にユーユを裏切ったりしない。』

 

 泣きながら頷く。見つめ合うと、ゆっくりと顔が近づいてきて、優しく唇を合わせた。

 

『結婚、してくれる?』

 

 やっと涙がひいて、『はい。よろしくお願いします。』と伝えると、顔が緩む。

 

『具体的な手順や課題もあるけど、2人の気持ちは同じでよかった!早く食べて、ソファでくつろごう!』

 

 仕事の時はキリッとしてるのに、2人になると甘えてきてくれるところも大好き。


 帰国までの10日間は、本当に濃い、甘い日々を過ごした。

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