ep2

ティア「早くしてくれこっちももう持たない!」

さっきからちょびちょび撃ち返しているが

相手は機関銃をバカスカ撃ってきているのに

ピストル パチパチ撃ってどうにかなる訳が無い。

中尉のダメージもでかそうだ。

ルー「中尉!大丈夫ですか?」

アーサー「おいニコ!死ぬんじゃねえぞ」

無線越しにアーサー中尉が叫ぶ

こんな時に思い出す話ではないが

なぜニコと呼ぶのかは秘密らしい。

トラビセ軍兵士1「おらおら!そんなもんか!?」

ドゴーン!!!!

爆発音とともに無線が入った。

ウィリアム「命中したぞ!今だ!

      そのままトラビセ王国に流れ込め!!」

ティア「イェッサー ゴーゴーゴー!!!」

ルー「行きますよ、中尉!」

ヴィクシム「よし、行けるぞ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2日たった…タルブーム州のセーフハウスの

寂れた雀荘にたどり着いた。

アルフレッド「ティア先輩!無事でしたか!!」

ティア「おーアル!早く中尉の治療を頼む」

彼はアルフレッド(アル)1年前からここで

マスターとして働いているうちの人間だ。

アル「了解です。さあ中尉このスタッフルームへ」

ヴィクシム「ありがとう。」

二人がスタッフルームへ消えていった。

ハチとともに装備を脱ぎ一段落していると

通信が入った

ウィリアム「全員無事にたどり着けたか!…無事で何よりだとりあえず運び込んだ例のブツは

アルフレッドに預けて少し休んでくれ。」

二人「イェッサー!」

ティア「アル!これを持っといてくれ 例のブツだ」

アル「オーケー ふたりとも外出するの?」

なんとも怪訝な表情をして聞いてきた。

「そうだ」と答えると慌てて止められた。

アル「お二人共軍服なんですから

   さあさあ着替えて!」

てっきり軍服なことを忘れていた。

外を練り歩いているとティアが急に俺を

路地裏に押し込んだ。

ルー「お、おい何すんだティ」

ティアが俺の口を塞ぐ

ティア「あれは軍の人間だ。大方俺たちを

    探してるってとこだろう」

どうやら観光を楽しむ余裕も無いらしい

ティア「戻ってアルから例のブツ預かるぞ」

ルー「おーけー」

ガチャッ…

靴が2つも増えている、誰かが来たのか…?

ティアが拳銃を取り出した。

ティア「念のため用心しよう。」

ルー「そうだな、気をつけよう」

俺がドアを開け、

ティアが拳銃を構えながら飛び出す。

アル「先輩!?なんすか物騒なもの出して」

ティア「誰かいるんじゃないのか…?」

アル「あ、あぁこれはお二人に用意した

   新品の靴っすよ」

どうやら俺たちの早とちりだったらしい。

そういえば中尉は無事なのか?

中尉「おう!お前たち元気か?」

なんだか怪我する前よりピンピンしてないか?

まあ、無事で何よりだ

「コンコンコン…ハンスさん!いませんか?」

ルー「ハンスって誰だ?」

アル「この部屋を借りたときの偽名っす」

怪しまれてるのか…?

アル「これが例のブツっす念のため裏口から

   脱出の用意をしてくださいっす」

ティア「分かった」


アル「はーい! 今開けるっす!」

開けた瞬間、「動くな!王立陸軍憲兵隊だ!」

やはり追手だったか…

アルも拘束されたと見える。脱出すべきか…

ティア「こっちだ、ゆっくりジャンプしろ…」

飛び越えた先には向かいの床屋の屋根だ。

なんとか屋根伝いに脱出できた3にんは

今後の方策を練り直すことになった。

中尉「とにかく、本国と連絡を取り情管

(連邦情報管理局)からターゲットの

日程について情報を得なければ」

ルー「アルの消息も掴まなければ…」

ティア「とにかく、第一は本国との通信だ!」

中尉「大使館まで行ければ可能性は…」

大使館はタルブーム州にある…しかし入り込むには

中尉「お前らはこのまま潜伏を続けろ俺は

   行くところがある」

3日後にここで落ち合うぞ。

中尉「俺は大使館潜入の鍵を得るために」

ティア「俺はもっと強い武器を得るために」

ルー「俺はアルを救出するために」



Hello作者の旗内です〜

今度から外国の挨拶を採用していくスタイルd…

まあ今回は個人的に好みな「〇〇っす」の使い手

アル君を連れ去られて悲s…

でもよくよく考えたらこいつら不法侵入じゃ…

ま、まあまた来週!!!

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