第463話 魔法少女系配信者
『こんミラ~!魔法少女ミラクルのダンジョン配信のじっかんっだよぉ~!』
「キュ」
キッツ。
「にゃ」
言ってやるな。
パステルピンクのフリフリ大量ミニスカセーラー服擬きを着て、パステルピンクの髪色を横ポニーテールにしてる、エルフの魔法少女が魔法少女ステッキ(短杖タイプ)をくるくるしながらウインクと同時に決めポーズをしていた。
因みに見た(鑑定)感じ20代後半の男性である。
職業の正式取得が出来るようになっても、元々の職業を変更しなかった猛者である。
昔は一応、訓練内容で職業傾向をしぼることは出来てたが、訓練より趣味を優先してると、そっちに職業が反応することもあったそうだ。
だから細工師とか踊り子とか居たりする。そんな中、異色を放つ魔法少女(男性)は魔法少女系アニメにド嵌まりしてた方々だ。
決まった瞬間、自分が魔法少女なのは解釈違い!とブチキレてたらしいが、今ではノリノリらしい。
因みに、ミラクルは中肉中背のエルフ整形で微妙に可愛い寄り?と思われるような顔をしている。
「キュー」
これで登録者数が50万いってるんだから世も末だよね。とヤクシは言ってるが、真剣に見てはいる。
『今日は~秋のアイテム求めて季節ダンジョンに来てまぁーす!ミラクルといつものお約束!ダンジョンに入る時はちゃぁんとモンスターやダンジョンについて調べてぇ、万全の準備を整えてからご入場してくださぁい!』
「にゃ」
めっちゃまともなこと言う。
『季節ダンジョンは~まだまだ報告が少なくてぇギルドホームページのウィキが不十分だからぁ入る時はいつもより警戒心あげてこーねっ!それじゃぁしゅっぱーつ』
魔法少女の兄ちゃんは魔法少女のステッキを長くして横座りにして乗り、坂道を一気に飛び越した。
「キュー」
コメントが太ももでうまってるのキモい。と割りとハッキリ言っちゃったヤクシなのだが、少なくとも見た目は、まぁ、女の子に見えるし?コメント達に現実見せなくていいと思うんだ。
まあミラクルが男だというのは配信枠の概要に書いてあるんだから、知らないわけないんだろうけど。
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