第441話 15階中ボス部屋
さぁて、15階の中ボス部屋にやって来ました!なんとギミック無し!
いや、探せば有るかもしれないがめちゃめちゃにした14階でアイテム探しとかやってらんないからそのまま来たのだ。
「にゃぁ」
ここの中ボスってなんだったかな?
「金属ドール警備員5体と薬品投げてくる金属ドール研究者2体とポーションで回復してくる金属ドール医務官1体、あと獣型金属ドールが5体にフェアリー系の合成モンスターが3体」
「キュー?」
多くない?とヤクシが驚いてるが、14階にはもっと居ただろ?
『これはーおっきくなってたほうがー良さそうなのよー』
マリモちゃんは俺と同じくらいになり、それを見たヤクシも大きくなった……いや、ヤクシは魔法アタッカーだから別に大きくなる必要は……うん、まぁ大きくなっても良いよな!仲間外れ良くない!
ヤクシも自分が大きくなる必要無いかも?と気がついたけど、自分だけ小さいのヤダなぁみたいな目で確認してくるんだもん!良いんだよぉって頷いたわっ!
「にゃ」
行くぞー。
気合いはそこそこに中に入ると、結構広い部屋だった。体育館並み?猫になってからサイズ感が違うもんで自信は無いが広い。
「にゃにゃぁ」
このダンジョンはちゃんとボス部屋が広いから良いよな。
「地獄の美容系ダンジョンの話しはやめろください」
思い出してグレイのやる気が下がった!なんて罠だ!
『マスターはータンクのやる気削ぐのやーめーてー』
「キュー!」
グレイ犬来てるよ!とヤクシが各種魔法球を獣型金属ドールに撃ってるが、獣型金属ドールって素早いから魔法を避けちゃうんだよね。
それはヤクシもわかってるので牽制のつもりだろう。同時にグレイに防御力アップとスピードアップのバフもかけてるので、器用だと思う。
「うにゃぁん!」
バトルのお約束、まずはヒーラーを潰せ!
俺は獣型金属ドールをスルーして、向かってくる金属警備員ドールをペシペシ弾きとばしながらポーション投げてる金属医務官ドールに燃える猫パンチをおみまいしてやった!
……猫パンチって一撃で決まらなかった場合、相手によってはぶっ飛ぶので追撃が大変になるよな。
「にゃにゃぁ!」
猫パンチ当たる前に研究者ドールが投げた薬品で医務官ドールの防御力上がって耐えられた!
皆にもこの悔しさを教えねば!いや、この厄介な研究者の謎薬品の危険性を周知せねば!
因みに吹っ飛んだ医務官ドールはちゃんと追いかけてジャンピングにゃんこダイブで踏みつけが決まって倒せました。
「うにゃにゃにゃ!にゃにゃぁ!」
今虎サイズなので体重もそれなりだから倒せたのであって、俺がぽっちゃり猫ってわけでは無いんだからな!そこはちゃんと理解しておくように!
よし、これで動画を見てる奴等も誤解はしないだろう。
マリモちゃんが研究者ドールをサンドバッグにしてるから、俺は警備員ドールを倒しに行くぞ!
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