第424話 季節ダンジョン 15階で休憩
「中級の山ステージなダンジョンで水中呼吸付与アイテムが出るわけないだろう」
文句を言ったらこう言われた。確かにと思ってしまった俺がいる。
季節ダンジョンだから夏といえばの海水浴的な感じでシュノーケルが出たんだな。
「にゃぁ」
じゃあ遊び用じゃねぇか。
海水浴用だろコイツ。グレイもなんかそうかもしれないって顔してるし!一応ご主人には聞くけどさぁ。
ストレージにしまって、帰る時間までまだ少しあるから、今回ゲットした魔石の分別をする。
「うにゃにゃぁ」
突進とか擬態とか色々あるけどだいたいは持久力アップ魔石だなぁ。
「まぁ、山登りだからな」
木登り魔石を合成したら登攀魔石になったりしないかな?同スキル魔石の合成ってまだ試して無かったような?
「うにゃにゃにゃ!」
持久力アップ魔石と花火系アイテムとかは売って、種とかは畑に植えるか!
「待て、セーフティハウスの魔石足りるのか?」
「うにゃにゃー!」
おっさんの収納鞄は闇鍋だから深層魔石のひとつやふたつ無くなってもわからないって高村がくれた!
なんか迷惑料とか言ってた。ご主人にも別で欲しいもの買いなさいって迷惑料ぶんどって渡してた。
何で高村がって?おっさんは絶対にフォローも何もしないからだ。迷惑かけた自覚はあるけど、謝って許して貰えたらもう終わりって感じなのだ。
ご主人はまぁ身内だし、親の代わりに保護者として手続きとか色々お世話になってるしで、迷惑料とか考えない。だから俺も考えて無かった。
ただ、高村からしたら迷惑料払う案件だったらしく、俺には魔石で払い、ご主人にはお金で払ったらしい。
まぁ深層ボス魔石しか持ってなかったり、ギルドに売って現金化できるアイテムを持ってなかったり(買い取り不可品が多かったらしい)で少し時間がかかったようだ。
因みに、おっさんはギルドの鑑定装置の賠償をしたのであまり貯金がなかったらしい。友達でもがっちりむしりとる高村が容赦ない。
「にゃぁ」
だから平気ー。
「なら季節をずらした部屋が作れるな」
「うにゃ」
お花も植える。
ダンジョン産の花から染料とか作れるんだよね。色だけ変えられて無害だからポーションの着色とかにも使うんだ。
「にゃぁん」
もう少し広い部屋が作れたらダンジョンで走り回らなくて良いんだけど。
「今日も結局走ってなくないか?」
「にゃ」
ピョンピョンしたからいいの。
さて、そろそろ時間なのでドラゴンズを呼び戻して帰宅しよう。ご主人は帰っているだろうか?まだだと良いけどなぁ。
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