第400話 夏祭り行く?
「そういえば、お祭りがあるらしいよ?」
「うにゃ?」
何処の?と聞いてみる。もしも近場で花火があるならばセーフティハウスに逃げねばならない!
「ギルド主催の残暑祭りだって、なんか新しく出来たダンジョンのドロップが季節もので、夏の在庫セールをやってるんだって」
「にゃ」
在庫セール。
つまり夏っぽいドロップアイテムが出てくるダンジョン。でも何でギルドが残暑祭りなんか開催するんだ?
「なんか屋台セットとか、打ち上げ花火の玉とかいっぱい出たんだけど屋台セットは余りまくったし、打ち上げ花火は置いといても貯まっていくだけだし、なら屋台はギルドの備品にして、打ち上げ花火はまとめて打ち上げようってなったんだって」
なる、ほど?
わからなくはない。けどまとめて打ち上げようなんて、いったい何個あるんだ!
「にゃ?」
んで、いつなの?
「日付は未定、夏が終って秋ものアイテムが出るようになったらやるって」
「うにゃ!?うにゃにゃ!?」
いや、色々許可とかいるだろ!?ダンジョンが秋になったらやるって、だいぶ予定が立てにくいな!?
「だよねぇ……と言いたいところだけど、何気に高村さんがウキウキらしいよ?」
「にゃー」
確かに高村なら爆発でストレス発散になりそう。
合法的に爆発させて良いもの、それが花火なのである。
うむ、花火を背景に悪役笑いしてる高村とか想像余裕なのである。
「にゃぁん」
沢山の打ち上げ花火とか、繊細な俺の心臓を止めちゃうかもしれない
「それはダメです」
めっちゃ真顔で言われた。
「にゃー」
一応見てダメそうだったらセーフティハウスにいるね。
「うん、そうして」
それにしても季節ダンジョンかぁ。近くだったら行ってみたいなぁ。
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