みゃぁお

第394話 無人販売


ご主人と高村が、何故かご主人の通う学校前とギルド本部前に野菜の無人販売を設置して欲しいと言ってきた。


野菜に関しては日々作られてるので販売するのは問題ない。設置するにあたっての雑務はギルドがやるらしい。


とりあえず、俺はガワを作らねばならないのだが、今回は参考に出来るレシピが存在する。もちろん無人販売所なんてレシピなどはなく、ギルドのクレジット機能を使うのだ。


目指すのは探索者免許証でタッチ決済が出来る無人販売所!


今どきの無人販売なら自動販売機がベストだよな!コインロッカー型で、お金入れて番号押せば扉が開いて中の野菜が取れるやつ!


……別にそういう自販機使えば良くない?既にあるのに新たに作る意味よ。等とヤクシの声で幻聴が聞こえてくるが無視だ。


新しいミニリュック型の収納鞄を作ってやったんだからワクワク要らないものでも詰め込んどけばいいのだ。


というわけで、先ずは探索者免許証の読み取り機等を作成。自販機の現金部分はググって調べて作ってはみた。


そして、それらと一緒になんか必要そうなものをポイポイ投入してグルグル混ぜると小さな箱が作成された。


「うにゃ」


無人販売所BOX作っちゃった。


ダンジョンさんだけに許されたアレである。ユニーク錬金術師さんが作れないって言ってた収縮しちゃう箱である。


「うにゃにゃ」


俺はやらかそうと思ってやってるわけじゃないんだ。本当なんだ。


思わず言い訳しちゃった。


それでも、必要なのでもう1つつくるんだけどな!


そんなわけで高村にガワを納品した。因みに何故かセーフティハウスの畑に納品BOXが増えて、自販機と繋がってた。


なのでわざわざ補充に行かなくていい!忙しい猫に優しい仕様なのだ!

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