第385話 36~39階層 ダイジェスト
36階はアイスリザード5体。雪の結晶マークの付いたオオトカゲぬいぐるみ幻影だったが、実際は氷の鎧を纏った厳ついオオトカゲである。
コイツは尻尾を振ると氷のトゲがいくつも発射される半魔法タイプ……いや、氷は体積あるから物理で良いのか?わからん。
まぁ、氷に特攻なのは炎ということで火属性付与のひっかくで倒した。因みに物凄く寒いのでマリモちゃんはまたサボった。
問題としてはアイスリザードが1度にとばせる氷のトゲの最大数は?と聞かれたのでホームページでカンニングして答えといた。
因みに、ドロップアイテムは30cm四方の天然氷だった。かき氷でも作れというのだろうか?
37階はレッドトレント、ブルートレント、グリーントレント、イエロートレント、ホワイトトレント……トレントファイブとか探索者に呼ばれてる色別トレントだった。なお、ホワイトはブラックになったりもする。
普通のトレントよりも小さく、1mくらいのサイズだが、魔法を使ってくるトレントなのだ。まぁ俺のひっかくの前では魔法の有り無しなんて誤差である。ドロップアイテムはそれぞれの属性の枝だった。
因みに、問題は5体1組で現れた時、探索者がつけた別名を答えろだったので正解した。
38階…の前に休憩を挟んでから入室。
入室したんだけど、何故か既にモンスターがボロボロだった。
「なんだ?」
「……にゃー」
……あいつらバーサクオーガだ。
「キュー?」
見境なく暴れるだけのオーガだよね?と聞かれたので頷いといた。
そう、人もモンスターも関係なく襲いに行っちゃう暴走オーガだ。そんなもん5体も一緒の部屋に入れたらモンスター同士で殺しあいが始まるに決まってるだろ。
まぁラッキーと思いながら弱った奴等を倒した。因みにドロップアイテムは魔石のみだった。モンスター同士で戦ってたのが影響したのか、本当に魔石だけなのかは不明である。
因みに問題はバーサクオーガはモンスターを襲うか否か。だったので問題と同時に答えまで用意してるなんて優しいなぁと煽っといた。
39階は水サイ3体。動物のサイの形をした水……精霊のような何かである。分類的にはスライムが一番近く、核を持っていてその周りを水が覆いサイの形を作っている。
スライムとの違いは、普通に走るのだ。水の塊が動物っぽくちゃんと動く。因みに角というか、外皮部分は普通に固い。ついでに魔法抵抗も高いので、蒸発や凍結するような魔法はこの部屋では使えない。自爆とおんなじだ。
じゃあどう倒すのかと言えば、普通に動き回る核を捕捉してひっかくしただけだ。マリモちゃんは魔苔を水サイに埋め込んで大繁殖させて核を壊してたし、ヤクシとグレイは何故か吸水ポリマーを大量に投げ込んで核が押し出されるとか目を疑うような出来事が起こって倒してた。
因みに、吸水ポリマーは動画とかでよく出てきてたのでヤクシが欲しがって、ポチったまま忘れてたのをグレイが保管していたらしい。
問題は水サイの体重だったので、鑑定に載ってた平均値を答えたら正解だった。
そんでもってドロップアイテムなんだが、アストラル系進化因子とかいう妖精やゴースト、無機物系やスライム等のモンスターに取り込ませる進化因子(テイマー専用)となっていた。
通常の進化ではない進化をするためのアイテムのようだ。
ところでさぁ……スライムってアストラル系なの?アストラル?スライムはスライムじゃないんだぁ。
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