第384話 32~35階層 ダイジェスト
さて32階ではぬいぐるみの幻影を纏ったミニスピノ5体だった。勿論詳細鑑定しといたので、ミニスピノが時速何キロで走れるかとかいう問いも答えられたぞ。
因みに、ギルドのホームページに載ってるモンスター図鑑で調べると、ミニスピノの時速が記載してあった。わざわざ測ったんだろうか?
「ミニスピノの背鰭がドロップしたんだが、これは何に使うんだ?」
「……にゃ」
……食用可って書いてある。
あとは鍛冶や錬金術の素材。でも背鰭でどんな料理になるかめっちゃ気になる。
「食用…」
2mサイズなのでそこそこデカイ背鰭を見ながら、悩ましげに呟いたグレイ。後でちゃんとした鑑定結果教えてやろう。
続く33階はハイオーガ5体、オーガを強化しただけのオーガ。筋肉は増量していたが俺達の敵ではない。速さが足りないのだよ速さが!
ハイオーガのドロップアイテムは酒だった。料理にも使えない位に強い酒のようで売り決定。
因みに問題はハイオーガのドロップアイテムを答えろだった。
34階、クンフーラビット5体。可愛いウサギ(幻影なし)だが、実力は本物で格闘家なウサギさんである。
特に蹴り技が多彩、ついでに素早い。ヤクシのバリアを蹴りでパリンと割っちゃう系のウサギ。
因みに、俺は見えてたので近づいてきた所を猫パンチで吹っ飛ばして壁に激突したのを追いかけてひっかくで倒した。
ヤクシは相性が悪かったのでフォローに回り、マリモちゃんは蹴られた所を蔦でガッチリ捕まえた。グレイはパリィとカウンターのリズムゲーになってた。
ドロップアイテムが体術のスキルレベルが1アップする『ウサギの尻尾』というアクセサリーだった。これは破格アイテム。グレイしか体術スキル持ってないけど。
問題はクンフーラビットの得意技は?だったので跳び蹴りと答えて正解した。
35階、ボルケーノウルフ5体。炎を纏う狼をアニメキャラっぽくした幻影を被っているが、本当に燃えてるし、なんなら溶岩を纏ってたりする。
因みに物凄く熱いので、マリモちゃんはサボった。
ヤクシが冷風をガンガン出して熱気を抑えてる間に、俺とグレイが魔法を当てまくって倒したのだが、ドロップアイテムが熱を放出する岩だった。
即、ストレージに入れたよね。因みにこの岩、自動で武器を作る機械を錬金術で作るときの材料の1つだ。
因みに、ここでの問題はボルケーノウルフ等のモンスターからの熱を防ぐのに最適なアイテムを聞かれた。
うん、俺達が準備してないだけで、そういうダンジョンがあるんだから適した装備やアイテムはあるはずだもんな。
勿論知ってはいたので答えて正解した。俺達がそういう備えをしてないのは、ここがファンシーダンジョンだからであって……火山ダンジョンでもないのに、そういうモンスター出してくるのが悪いと思う。
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