ダンジョンのある世界に猫として転生した件

第289話 雑談配信をしよう！2

「うにゃにゃ？」

『ところで普通に野良で組むことあるのか？』

〔無かったことになったｗ〕

〔スッと話戻すじゃん〕

〔一番組みやすいけどやめといた方が良いのがネット募集〕

〔一時期バイト募集サイトに臨時チーム募集あったよな〕

「うにゃ？」

『ネットは高村がパトロールしてるのでは？』

〔え？〕

〔マジで？〕

〔高村:詐欺系は削除しますが出会い系は発見が難しいのでネットではなくギルドのマッチングをおすすめします〕

「にゃ」

『高村居るやんけ』

〔ギャァァァッ！〕

〔出たぁぁっ！〕

〔副ギルド長お疲れ様です！〕

おぉ！コメントが爆速で流れてくぞ！殆どが悲鳴なのは高村が可哀想だと思うけど。

「うにゃにゃ！」

『まぁ、ご主人は俺とダンジョンに行くから臨時チームなんて組まないけどな！』

ふんすっと胸張って強めの鼻息を出してみた。

〔自慢気ｗｗｗ〕

〔それはそう〕

とりあえず、社会に出てもご主人は大丈夫そうだってわかったし、次行くか。

「うにゃぁん」

『一般常識は追々学ぶとして募集したマロンを読む』

グレイが選んだから変なのは無いぞ！先ずは1つ目を表示っと。

「にゃうにゃうにゃう」

『飼い犬の躾に悩んでいます、何かおすすめの躾方法はありますか』

「うにゃ」

『猫に聞くな』

〔ｗｗｗ〕

〔草ｗｗ〕

「うにゃにゃ」

『おすすめは魔苔魔石を食わせて知能上げて、旅行動画でご主人が淡々と説教してるとこを見せる』

〔うちのはあれでおとなしくなった〕

〔魔苔魔石食わせたら大丈夫だった〕

〔うちの犬は俺より賢いので大丈夫だった〕

〔あれは効果あったな〕

〔今犬に賢さ負けるやつ居らんかった？〕

「にゃ、にゃぁーにゃ」

『次行くぞ、学校でいじめられていますどうすれば良いですか』

「うにゃにゃ」

『猫に相談するより証拠集めて警察行け』

〔的確な答え返って来たｗ〕

〔それが出来ないやつも居るんよ〕

「にゃー、にゃっにゃっ」

『平和的やり返し、傷害窃盗恐喝器物破損は刑事罰でオッケー』

「だよねぇ、お金の心配が無いなら探索者用カメラが良いよ。頑丈だし相手に見つかりにくいし」

ほら、ご主人も言ってるぞ！間違って無いだろ！

〔これは副ギルド長の影響では？〕

〔まぁ、いじめって簡単に言うけど犯罪だし〕

「うにゃ、うにゃー……にゃ！」

『次行くぞ。妻に浮気されて子供も浮気相手の子らしくてどうすれば……猫に相談することじゃない！』

なんでこんなのばっかり！グレイは本当にまともなのを選んだのか？

「にゃー」

『動物は１年毎に相手を変えたりハーレム作ったりするので微妙にわからん』

「うにゃ？」

『自分の遺伝子を残すための交尾なんだから自分の子を産まないメスはサヨナラで良いのでは？』

〔思ったよりドライな回答だ〕

〔さっきから内容がシリアス〕

〔質問と回答の温度差で風邪引くｗ〕

元人間といっても彼女居ない歴=年齢だったし、お一人様を満喫してたので結婚する奴等の気持ちなんてわからん。

1人の楽しい時間に慣れてしまえば、他人と同じ空間で生活するとか本当に無理になるんだって学んだのだ。

猫になってからは時々かまってもらわないとストレスなので、猫に転生して良かったと思う。