第214話 セーフティハウス御披露目
とりあえず、ダンジョンから出たら売る予定だった魔石をセーフティハウスに突っ込みたいので家に帰った。
ダンジョン内では必要最低限のカスタマイズしか出来てないからな!
セーフティハウスの扉を猫部屋の壁にくっつけると扉になった。
中に入って売る予定だった魔石を投入。
増えたポイントで部屋の模様替えだ!
扉は某ピンクのドアみたいなシンプルタイプだったので、覗き窓を設置して色を焦げ茶色に変更。
天井と壁の1/3はうすーい緑色、下部分はアイボリーに格子飾りの板を貼り付ける感じ、床はシンプルに白のフローリング。
カーペットはモフッとしている白!俺が同化しちゃう系だ!
間接照明も設置して、室内温度一定設定して、電気ガス水道は魔石を消費して動く。
この部屋に使われてる水道とかの原理がわかれば魔力エネルギー研究の分野が凄く進むと思うけど、協力してやる気はない。
へんっ、自分でとってこいってんだ!
「うにゃにゃ」
あ、爪研ぎ忘れてた、あとオモチャ。
ぺぺぺっと欲しい物を出して、模様替え終了。
後でご主人に見せてビックリさせよう。
セーフティハウスから出ると、ご主人が帰ってきていた。
「にゃぁん」
おかえりーと同時にご主人の足にすり寄って行く。
踏みそうで怖いだろうなとか、歩き難いだろうなとか、思うけどやっちゃう。
なついてるだけとか、匂い付けとか、色々有るだろうが、耳の辺りとか頬っぺたとか擦り付けてマッサージ気分の時が殆どだ。
服の縫い目のとことか、良い感じに段があって良いマッサージになってるんだよな。
「ただいまー、なんか高村さんからミロクのゲットしたアイテムを確認したら翌日ギルドに来て貰えるようにお願いしてくださいって連絡来てたよ?」
「うにゃ!」
サプライズだったのに!
「え?ミロクのサプライズとか、何が出てくるの?」
「にゃぁん」
セーフティハウスだ。
「ダンジョン内で安全な部屋を作れるアイテムらしいぞ」
グレイが畳んだ洗濯物をしまう通りすがりに説明していった。
「え、ヤバくない?」
「うにゃ!」
ヤバヤバのヤバだった!
扉を設置して、ご主人を中に招待した。
「うにゃにゃ…」
残念だけど持ち主登録されててご主人には貸し出し出来ないんだ……
「いやいやいや、借りるとか無理だよ」
部屋に驚きながらだけど、恐ろしくて無理だと断られた。
まぁ、学生の間の苦労はしたほうがいいらしいので、貸せなくて良かったんだろう。
「うにゃ!」
頑張ってポイント貯めて鉱山ゲットして採れた鉱石でご主人の剣を作ってあげるから待っててね!
「鉱山………ミロク、明日はちゃんとギルドに行くんだよ?」
「にゃ」
はい。と返事したけど、めんどくさいなぁ。
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