第6話 プロデューサー
「こ、これってまさか……」
「ふふふ……実はそういう事なんだよ……ダンジョンの入り口だ!」
「すごい……家にダンジョンの入り口が出来るなんて……とんでもない確率ですよ……!?」
「ああ、昨日の夜に急に現れたんだよ……どうしたもんかと思ってね」
彼女は夢中で引き出しに頭を突っ込み見ている。
「
「はい……最近はダンジョン配信を見るために生きているといっても過言ではありませんね」
「そんなに!?」
ガチ勢っぷりに少々引くアキラ。
「うん……
目を輝かせる
「て、天下!?」
(何を言い出すんだコイツは!?)
「はい! 私、こう見えてもダンジョン配信には詳しいです! 私がプロデューサーになります!」
「うん……ダンジョンに詳しいのはもう十分わかってるけど……プロデューサー?」
「私が『アキラチャンネル』をプロデュースしますよ! 二人で一攫千金狙いましょう!!」
「なるほど……チームってわけだね?」
「はい! 今の時代、配信者や動画投稿者にはプロデューサーやブレーンが不可欠です!
せっかく家にダンジョンがあるなんて奇跡が起こったのに、昨日の配信のままじゃ視聴者は離れていきますよ!」
「くっ……痛いところを突くな……」
突然の提案に驚くアキラ。
(プロデューサーか……考えもしなかった……でも確かに、
「よし……分かったよ。今日から俺達はチームだ!」
「はい! よろしくお願いします! 最強の配信者になりましょう!」
2人は固く握手をする。
「あ、ちなみに収益はキッチリ半分こですからね?」
「えぇ……まあ仕方ない……それにしても、
「えー? あんな安月給のブラック企業で頑張るなんて馬鹿馬鹿しくないですかぁ?
本気出すなら稼げる『ダンジョン配信者』ですよ!」
「……
「ふふふ。世の中、金ですよ! 私はあんなブラック企業で終わるつもりはありませんよ」
端正な顔立ちの
「まあ逆に頼りになるよ! 稼ごう! 稼ぎまくってやろう!!」
こうして、一攫千金を狙う、
★★★★★★★★★
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