幸せ

俺は突然会長に話しかける。


「ねぇ会長!」

「おお、急に元気だな、どうしたんだ?」


俺は満面の笑みで答える。


「いいえ!特に!」

「そ、そうか、、」


なんかちょっと引かれてるような気がするが、俺は嬉しいのだ入学当初の困難に対してのこの幸せな時間が!


ほっ、ほんどに、、辛かっだ、、(泣)


〜入学式〜

「会長!すべてがすきです。付き合ってください」

「ああ、、ありがとう、だか付き合えない。気持ちだけ受け取っておく」

〜2日目〜

「会長、付き合ってください!」

「また君か!もう40回目だぞ!!いい加減にしろ!!」

〜10日目〜

「会長!毎日俺のさつま汁を作ってくれませんか?」

「手を替え品を替えするって別にそういう事じゃないからな君!普通味噌汁だろう!もう○ね」

〜30日目〜

「会長!副会長になったので結婚してください!」

「努力は認めるが関係ない、消えろ」


あれ?こう見ると後になればなるほど悪くなってるような、まあいっか!

え?そんなんでなんで付き合えたかって?


ふふふ、、おれもよくわからん。


4日前くらいにいつも通り告白してたら急に「分かった」と言われた。何故か会長はいつもより確実に暗かった。


気にしても仕方ないと、、、俺がスルーなんかすると思うなよバカ読者ども!(本当にすいません)


ちゃんと無理やり気味だったが話を聞いた、落ち込む理由も、、まあ正直よくわからんかった!


だから俺は会長に言ってやった!


「たとえ世界が敵になったとしても!俺の全ては会長のものですし、会長の味方ですから!!!」


自分でもありきたりで、どこがで聞いたことある痛いセリフだと思ったが、他称厨二の俺の脳内はこれが最前列に並んでいた。


でも、言ってよかったと思う。その後の会長は「痛い痛い」って言いながら大笑いした後「君に相談してよかった」と言ってくれたのだ。


それからめちゃくちゃデレデレである。

会長は1年先輩で2年生だが所属する’科’が一緒なので割と学校でも会える!


家も近いので登下校一緒に出来る!

それだけで


「幸せだなぁ」


「あっ」と声を漏らす俺に会長はクスクス笑う。


「声に出てしまっているぞ」

「すっすいません!」


うおぉぉぉお!恥ずい!!穴があったら探検したい!!


「まあ、、、私の方が幸せ、、だぞ」


耳を真っ赤にして俯きながら告げる会長に思わず見とれてしまう。

もうっ!なんなのこの人!カワイイ、カワユス

、カワグネス!!


「俺の方が幸せです!」


これは対抗するしかない!俺のプライドが許さん!


「わっわたしだ!」


言い合いの内容にも幸せを感じながら俺たちは学校に着いた。



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