日常(2)

会長を一旦部屋から退出させ、学園に向かうべく俺は高性能擬態スーツとか言う40万円もする学校規定の制服を着る。

うちの学校は特殊だから仕方ないのだが、、、


「母さんには頭が上がんないなまったく」


まだ入学して半年しか経ってないが、たくさんの金が使われているのは分かっている。


だから本当はバイトしながら学園に通おうと思っていたのだ。だがそんな相談をした俺に対する母さんを今でも覚えている・・・


〜受験前〜

俺は先も言った通りバイトの話を母さんにした。


「バイトしながら学園に通いたいね〜?」


悩む素振りも見せずに母さんは続ける。


「うちは確かに金持ちじゃないわ。でもねさっちゃん」

「さっちゃんやめて母さん」


何度したか分からない抗議を口にした。


確かに俺の名前は五月さつきだよ。でもちゃん付けはもう恥ずかしい。そろそろやめて欲しい年頃だ。


「こらっ!ちゃんと話は聞きなさい!」

「あんたが言うなよ!」


どうせ聞かないのはもう分かっているので黙って話聞くことにをした。


「うるちゃんは学校に何をしに行くのかしら?」

「それは、、、もちろん勉強だよ」

「分かってるわよそんなこと〜、何のって話しよ」


相変わらず痛いところを突くのが上手い人だなと思った。我が母ながら。


「人機体有戦機の勉強、、です。」

「つまり?」


母さんが何を言わせたいのかが分かってはいた。だがそれを実の母に言うのはあまりに酷なことだと気づいていた。


だから口をつむんでしまった。


「はぁ、あなたが私に遠慮する気持ちも分かるわ〜でもね〜?」


母さんは微笑みながら核心を突いた。


「命をかけて戦うことを勉強をする息子に、もしかしたら自分より先に死んでしまう息子にこの世を少しでも長く楽しんで欲しいの。」

「うぇ〜んかあさ


〜おわりだよ!おわり!〜


それから俺はバイトを探すのをやめて、人生を楽しみながら勉強をすることに決めたのだ


べっ別に、、この後母さんの胸で泣いたからって無理に無理やり切った訳じゃないんだからな!!勘違いしないでよね!(?)


そんなこんなでまあ楽しんでますよ色々とね。


あれ?突然お便りが聞こえてきましたね、、なんでしょうか?


《ペンネーム.プロト版童帝さん》

すいません先程から聞かせてもらった話は関係ないんですが、まだ半年しか経ってないのに 美人生徒会長付き合っているのは何故ですか?

催眠がそういう魔法ですか?

未来って凄いですね(笑)


ふむふむ、、、


内容をまとめると「なぜ半年で会長と付き合えたんですか?」でいいはずなんですけど!?


まあなんか変な尾ひれが気になりますけど、それはいいですもう気にしてません(別に学園で言われすぎ慣れてるわけじゃねぇし!)


それについては長くなるから次の話で語らせてもらうとする。作者!


『がんばるぞー(棒)』


「やる気出せよおい!!」


おっといけない、また1人で盛り上がってた、たまに頭の中になんか出てくるんだよな。

反省反省。


俺は着替えおわり外にいる会長と登校を始めた。

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