当たり前のことを、見つめなおすような文学

大きなスケールの社会もあれば、小さなスケールの社会もあります。

例えば
大きな社会は、インターネット。
仮に異なる言語を使っていても翻訳さえできれば、コミュニケーションがとれます。
小さな社会は、家族など。
これについては説明を省きます。

人間は他人と気持ちがわかりあえば、安心して居心地のいい場所(すなわち社会)を見つけたり、つくったりする生き物です。
当然、この社会には大きなスケールがちょうど良い人もいれば、小さなスケールがちょうど良い人もいます。

しかし、どんな社会が自分にあっているのかは、自分自身でもわからなかったりします。自分自身について完璧に理解している人は、たぶん少ないでしょう。自分自身や他人は変化もしていきますし……

そんな当たり前のことを、見つめなおすような文学でした。

当たり前だからこそ、難しかったり、何度も考えさせられたりする。
なぜなら、とても大切なことだから。

そう感じました。