第17話

しかし、キリスト教は、イスラム教よりも後に出来た宗教なのですが、イスラム教はイスラム教で、ムハンマドは預言者だとか、キリスト教はキリスト教の神は唯一無二の神であり、ユダヤ教はユダヤの民の神は唯一無二の神様で、キリスト教の教えこそが真理なのだとか言い出していたのです。

イスラム教とキリスト教は、お互いの教義を否定し合っていましたが、結局はお互いに妥協する事になって、イスラム教徒はキリスト教徒は、ユダヤ教徒は、自分たちの宗教は唯一の正しい宗教で、他の宗教は邪宗だという事にしました。

そして、この対立は、近代になっても続いていて、今でもイスラム過激派は、キリスト教の教会を攻撃したりしています。

このように、人類の歴史は、宗教の歴史でもあるのです。

こうして見てみると、人類の長い歴史の中で、最も偉大な功績を残した人物は、やはりイエス・キリストでしょうね。

新約聖書は、イエスの事を、救世主と呼んだりもしている。

また、旧約聖書は、アブラハムの子孫が繁栄するという預言書となっています。

そして、その聖書に書かれている内容によると、人間と獣の中間に位置する存在が、アダムとイブの二人の夫婦で、二人は禁断の実を食べて、エデンの園を追放されたという事になっている。

そして、その後に誕生したのが、カインとアベルで、二人とも兄弟で、兄がカインで弟がアベルとなっている。

そして、その二人が、最初の殺人を犯した人物とされている。

そして、その後に生まれたのが、ノアとセムとヤペテとティファトエルの四人で、その四人が洪水によって、世界が水浸しになった時に、生き残った人々となっています。

そして、その後に生まれたのが、アブラハム、イサク、ヤコブの三人で、その三人の子供から、十二人の子が生まれたとされています。ちなみに、この十人の兄弟は、イスラエルと呼ばれるようになりました。

そして、この十一番目の子供から、モーセが生まれている。

さらに、その子のヨセフからダビデが生まれる。

しかし、このダビデの息子から、ソロモンが現れて、彼は魔術を駆使して、全知全能の神のようになる。

そして、その彼が神から与えられた予言の書に、後の世に現れる救世主は、イエス・キリストの生まれ変わりだと書かれているらしい。

さらに、その後に生まれる十三人目の子供が、ユダと呼ばれている。

そのユダが、やがて現れる救世主と共に、最後の審判を行うという事が書かれているそうです。

そして、そのユダの名前は、ヨハネの黙示録に記されている。

まあ、その救世主が誰なのかは分からないけど……。

しかし、その救世主は、いずれこの世界に現われる事は間違いないというのである。

それは未だかつて誰にもわからないままなのである。

次に、『イングランド』について歴史を語っていこうと思う。まず、イングランド王国というのは、1066年にヘンリー1世が建てた王国です。

この王国の王都が、ロンドンであった。

そのロンドンの別名を、「世界の臍」と呼ばれていた。

この「イングランドの臍」という言葉は、ウェールズ地方にあるとされる「竜の胃袋」という言葉と対比して作られた言葉だと言われています。

そして、この「竜の胃袋」とは、ウェールズ語で「ルウェリン」と呼ばれており、この言葉は、英語の「ドラゴン」の語源だとも言われています。

『スコットランド』は、1129年にスコットランドの王となったロバート・ブルースが、イングランド王ジョンから独立し、王国を建設した。

この王国の首都が、エディンバラでした。

『アイルランド』は、1285年に、ウォルター・ドッド・シャノンが、イギリスの支援を得て、独立を果たした。この王国の首都が、ダブリンでした。

『フランス』では、百年戦争が起こり、フランス王ジャン2世は、ジャンヌ・ダルクの活躍によって、フランスの勝利を納める事になる。

『イタリア』では、ルネサンスが起きていた。

『スペイン』では、レコンキスタ(国土回復運動)が行われていた。

『ポルトガル』では、ヴァスカ・ダ・ガマの航海により、ゴアが発見される。

『オスマントルコ帝国』では、スレイマン大帝が即位する。

『インド』では、ムガル帝国という国が出来て、その首都が、インドにあったカルカッタだった。

『日本』では、織田信長が、1583年9月14日に本能寺の変を起こして、その後を豊臣秀吉が引き継いで、1598年には、天下統一を成し遂げて、1606年に江戸幕府を開く。

『朝鮮』では、李氏朝鮮王朝が成立して、初代国王に李成梁が即位した。

そして、1609年に対馬藩が朝鮮半島に進出してきて、1620年には、対馬藩の藩主宗義智が、釜山に倭館を建設して、日本からの使節を受け入れ始めた。

この釜山に倭館を建てた事が、のちに日韓併合の原因となる。

また、日本の開国を求めて、ペリー提督率いるアメリカ艦隊が来航してきた。

『ロシア』は、ピョートル1世の時代に、モスクワ大公国が成立。

その後、アレクサンドル2世によって、ロシア帝国が成立した。

また、オスマン帝国に対抗すべく、クリミア戦争が起きた。

また、イギリスとフランスは、第一次対仏同盟を結んだ。

また、第二次対英同盟を結んで、イギリスはフランスと敵対関係になる。そして、18世紀末になると、産業革命が起き始めて、19世紀には、イギリスが世界のリーダーとなる。

そして、そのイギリスでは、ヴィクトリア女王が君臨していて、彼女は、夫アルバートとともに、ヴィクトリア朝時代の基礎を作った。

その後、フランス革命が起きる。

しかし、ナポレオンによって倒される。

その後、王政復古が行われて、ジョージ4世が即位した。

しかし、第一次世界大戦が勃発して、ドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国が敗れると、ドイツの皇帝が退位させられて、アドルフ・ヒトラーが総統に就任する。

そして、第二次世界大戦が始まる。

ナチスドイツが世界制覇を目指して、ヨーロッパに進撃を開始した。

それに対して、連合国側は、ソ連とポーランドとフィンランドに戦線を集中させて、ナチスドイツ軍を押しとどめようとした。

そして、第二次大戦はドイツが勝利し、ベルリンにソビエト軍の捕虜となっていたユダヤ人が解放されて、彼らはパリへと脱出していった。

しかし、その後、ドイツも敗戦し、連合軍が占領した。

その後、国際連合が設立されて、常任理事国は、イギリス、アメリカ、ソビエト連邦、中国、日本、中華民国、フランスとなった。

そして、第二次世界大戦の戦勝国のイギリスが中心となって、国際連盟が作られた。

しかし、この国際連盟は、次第に権限を縮小させていき、やがて消滅する事になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る