第49話デートして…
「しょ、しょうがないから今日は付き合ってあげるわ…」
「はい…宜しくお願いします美麗先輩!」
「アタシはあんまり…そんなに気にしないけど……何でまた先輩って付ける訳ぇ?」
美麗先輩それはガッツリ気にしてますやん。
「…ゴメン美麗。これで良い?」
「うん♡いや…今のは違くて…」
そんな美麗が可愛くて手を引く。
「美麗行こう?」
「…うん♡」
「…あっ…その前に一か所だけ…付き合ってくれる?」
「うん。了解!」
******
美麗と向かった先はスタジオ。写真を撮る場所だった。美麗はモデルの仕事をしていて俺に仕事している所を見て貰いたかったらしい。
「すぐ終わるから見てなさい?」
「しっかり見てる」
「ふ、ふん/////」
色々な服を着てカメラマンの女性の言う通りのポーズを取る。キリッっとした表情、物凄く可愛い笑顔、ちょっと照れた様な表情。一言で表すのならとてつもなく綺麗と思えた。
「今日は一段と表情が良いね美麗ちゃん?」
「そ、そうですか?」
「大好きな彼が来てるからかしら?女性は恋すると綺麗になるから…」
「ちょっ…にゃにを言って…」
「彼でしょ?いつも美麗ちゃんが大好きって言ってたのは?」
そんな事言ってるの美麗?そしてカメラマンさんそれはこっちまで照れるのですが…
「か、勘違いだからそれ/////」
「うんうん。良い表情よ!でも、素直にならないと駄目よ?」
「うっ…はっ!?暫くこっち見るなぁー!」
「あらあら」
「え~と、美麗が可愛い過ぎるんだけど…」
「ば、馬鹿/////」
「羨ましいわぁ。そうだ!せっかくなら彼も一緒に映ってくれる?それに君でしょ?最高ランクに認定された男性は…」
やっぱりバレてるよね。他のスタッフの人達の目線…股間にいってるし…。写真は良い思い出になるからお願いしようかな。
「美麗が良いなら?」
「あ…アタシは…しょうがないから一緒に映ってあげるわ…」
「フフフ…ホントお似合いね?」
髪型を整えて貰い、用意して貰った服に着替える。お~流石プロの人達。見た目が良くなった気がする。
「お待たせ美麗」
あれ、皆俺を見て動きが止まってるんだけど?
「……カッコいい/////」
「ホント美麗?」
「ふぇあ!?な、何でもないわよ!あの、その…似合ってわよ?」
「ありがとう美麗」
「…はっ!?カメラマンの私でさえ見惚れてしまってたわ。良かったら個別でもお願いしようか…「駄目ぇぇぇ!」…ん?」
「こ、コイツはアタシのだから!」
「ぷっ…ホント美麗ちゃんは彼と居ると色んな表情を魅せてくれるわね?」
「そ…そんな事/////」
「さぁ、腕組んで?…そうそう…いいわ!良い!もっと寄り添って…はぅぅー!尊い!尊いわよ?そうね…次はキスして?」
「ふぁっ!?…にゃにを?」
美麗を引き寄せ…真っ赤に顔を染めている美麗の口紅を着けて色っぽい唇に唇を重ねる。目を見開いてビックリしてた美麗だけど直ぐに瞼を閉じ首に腕を回して時間が停まったかの様にいつまでも唇を重ねていた。
そしてお互いの唇が離れ…
「美麗…大好きだよ?俺と付き合ってくれる?」
「…うん♡しょ、しょうがないから付き合ってあげるわ/////」
「ありがとう美麗」
「…アタシこそ…ありがとう(ボソッ)」
「これが男性からの告白…カメラに収めないと…」
パシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャパシャ!!!
******
こうして美麗とも付き合うようになったんだ。今日撮った2人の写真は特別枠を組まれ雑誌に掲載。雑誌は異例の売り上げをあげる事になった。そしてなんと余りの売り上げだった為に2人の写真集も発売され表紙は2人のキス写真。こちらも売れに売れいまだに注文が殺到している異常事態になっているらしい。そしてベッドの中の美麗はデレがいっぱいだった事をここに記す。
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