第48話分かってる

 政府の方針、祭さんが言っていた事。分かってる。男性が少ない世界で自分がしないといけない事も段々と認識し始めている。直弘もそうだろう。一気に5人増えてたみたいだが些細な事なんだろう…。


(全然些細な事じゃねぇからな豊和!?お前の中の俺の声は本当に俺の心の叫びだからな?)


 何か聞こえてきた気がするが俺も俺で決めた事はある。それはこんな俺に告白してくれたまだ返事等をしていないヒロインの女性達への返事や結ばれ方…。祭さんが何を言おうとも何をしようとも彼女達との関係から深めるという事。俺も早速行動に移す。


 教室を出て向かう先は1つ上の先輩達のクラス。丁度…


「もしかしてアタシに会いたかったの?ア、アタシはそんなでも無いんだけど/////」


「美麗…。明日デートして貰えませんか?」


「ふぁっ!?な、何言って…」


「お願いします…」


「わ、分かったから!こんなところで男性が頭下げないで!?頭上げて!」


「じゃあ迎えに行きますので美麗の家の前で!」

「わ…分かったわよ!し、仕方無いから付き合ってあげるわ!(や…やったー!)」

「では…」

「ふん…(嬉しい嬉しい嬉しい…今日眠れるかなアタシ…)」


美麗をデートに誘い次に向かう先は隣のクラス。


「愛美先輩!」


「豊和様!?ど、どうされたのですか?」


「今から付き合ってくれませんか?デートの誘いです。愛美先輩が欲しいんです…」


「ふぇぁ!?!?そ、それって…そにょお…つ、繋がるって事でしょうか?」


「愛美先輩が良かったら繋がりたいです。先日の放送で言ってたように他の女性とも繋がらないといけなくなるかも知れません。だから先に思いを伝えてくれた人達と真っ先に繋がっておきたいんです…」


「…はい…喜んでお受けします/////その…初めてなので…その…色々優しく教えて下さいまし/////」


「勿論愛美先輩!」


そして街へと繰り出しデートを楽しみ愛美先輩と繋がった。終始愛美先輩が可愛くて堪らなかったのは言うまでも無い。初めてなのに無理をさせてしまったと思っていたが何回目か繋がった後は逆に愛美先輩から何度も求められた。そしてお互い愛を育んだ…。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る