第24話突然の休校
はぁ~、ホント昨日は大変な目にあった。あの姉貴と来たら全く困ったものだ…。因みに友達の家にまだ居るみたいだ。今日も朝から学校へと向かう準備をしていたのだが学校から連絡があり急遽休校になったのだ。学校だけでは無い。なんと仕事等も休みになったのだ。何でも俺達が
「豊和、そろそろ政府の緊急放送が始まるわよ?」
「お兄ちゃん始まるよ?」
「…先輩、はははじまりばずぅ~」
「了解了解。光莉ちゃん昨日の事は忘れるようにね!それよりも政府の緊急放送ってそんなに大事なの?」
「あああんな事忘れられる訳…(ボソボソ)」
「当たり前でしょお兄ちゃん!」
「あんた何言ってんの?緊急放送なんて滅多に無いのよ?それこそ三年前にとある男性が亡くなった訃報以来じゃ無かったかしら?」
「そうなの母さん?」
「そうよ!あの時は多くの女性がその男性の訃報を聞き泣いていたわ…」
「へぇ~」
「因みにその男性は確か世界でも少数のBランクの男性だった筈よ?」
「あ~、そう言えばランクがあったんだっけ…」
「あんたもこの間テストだったんでしょっ?」
「…うん」
「…テスト結果を心配して居るみたいだけどどんな結果でも構わないわ!あんたが優しく育ってくれた。それだけで嬉しいんだから。あんたも直弘君も例外だけど世の中の男性はあんた達みたいな性格じゃなく扱いにくいと聞くしね。それに確か現在存在してる男性で確認されている男性のランクは殆どがEランク。CとDランクも少ないんだから気負わなくて良いのよ?」
「…ありがとう母さん」
「お兄ちゃんならAランクも行きそうな気がするけどね。料理に勉強、性格も良いしね!鈍感だけど…」
「最後のが無ければ喜べたんだけどな?でも…まぁ、ありがとうな、渚」
─渚の頭を撫で撫でしてやるか…
「うん。エヘヘ…」
「せ、せせせ先輩がどんなランクでも…私は先輩のを貰いますから/////」
「光莉ちゃんが何を貰うのかは分からないけど俺があげれるものなら何でもあげるから、ありがとうね光莉ちゃん!」
「はぅぅ───っ/////」
((やっぱり鈍感だわ…))
「どうした母さんも凪も?」
「あんたに呆れていた所よ…」
「何故っ!?」
「そういう所だよ…お兄ちゃん…」
「渚迄…」
「ほら、皆、始まるわよ!」
そして、政府による国民全てに向けての緊急放送が始まったのだった…。
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